頭を強く打つ・ぶつけた後の注意点・症状+子どもの頭部打撲の対応法

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アナタ次第です

頭を強く打ち付けてしまった場合、例えぶつけた箇所から出血等がなくても心配になると思います。そこで、頭を強く打つ・ぶつけた後の注意点や症状、また、子どもの頭部打撲の対応法についてご紹介させていただきます。

頭を押さえている人

頭を強打・ぶつけた後の注意点・症状+子どもの頭部打撲の対応法

頭部打撲時の対処法 頭を強く打つ・ぶつけた後の注意点と症状

頭部打撲後に下記の様な症状があれば、ただちに脳神経外科のある医療機関を受診して下さい。
・吐き気や嘔吐。
・顔色が悪い。むかつきがある。気分が悪く食事がとれない。
・けいれんやひきつけ(発作)が起こる。
・コブ以外の頭痛を訴える。頭痛の悪化。
・意識障害がある(元気がない、ぼんやり、話が通じない)。
・一度起きてもすぐに眠り込んでしまう。呼びかけても目をさまさない。
・会話がおかしい(会話の内容が混乱、見当はずれのことを言う)。
・片側の手足のしびれ(麻痺)、動きが明らかに悪い、半身に力が入らない、物が二つに見える(複視)。
・ひどく汗をかく(発熱)。異常に暴れる。息づかいが変。
・物忘れ、性格変化、異常行動など、認知症が始まったのではと思う。
・軽度なこれらの症状が、次第に悪化する。

これらの症状がある場合、蓋内出血や脳損傷の症状が疑われますので、脳神経外科へ向かいましょう。

子どもの頭部打撲後の判断方法

しかし、子どもの場合は、痛みを過剰に訴えたり、嘔吐する事が大人よりも多くある為、焦らずに行動して下さい。嘔吐や目が見えにくい等でも、軽度ですぐ泣き、顔色がよければ、問題のない場合も多くあります。

受傷後最初の1−3時間は特に注意する必要があり、6時間、12時間さらに24時間と時間が経っても元気なら、リスクは減っていきますが、後に症状が見受けられる場合は要注意です。

特に、乳幼児では症状がわかりにくいと思いますので、下記の点を確認して下さい。
 
・機嫌がよい。
・元気に遊んでいる。
・ミルクや摂食量に変化がない。普段通り。
・子どもらしい関心が充分にある。

これらが確認出来れば、問題ないと考えられます。

乳児

すぐに症状が現れない頭部打撲の際の注意点と経過

上記の様な症状が続けば、救急車を呼ぶ人も多く、判断に迷うことは少ないと思われますが、一方で、頭部を打った後の様子がいつもと変わらない場合にはその後の経過は充分に注意しなくてはなりません。

少し時間が経ってから頭痛や、嘔吐、意識障害などがおこる場合、急性硬膜外血腫などで見致命的となる場合があります。頭蓋内出血でも、出血源は脳自体では無く脳を包む硬膜や骨折部で、血の固まり(血腫)が大きくなり脳を圧迫するようになるまでは、何も症状が現れません。

急性硬膜外血腫

その為、受傷直後のCT検査やレントゲン検査で異常がなくても、2-3日後に内出血によって症状が出てくる事があります。CTやレントゲンで、頭の骨に異常がないからといって安心できません。

急性硬膜外血腫のCT写真

特に、非常に細い毛細血管、又は静脈が損傷した場合には、すぐには症状が現れず、1〜2週間、場合によっては数ヵ月後にならないと診断がつかなかったこともあります。

ですので、頭を打った後は、家族が体調の変化がないかを注意深く観察してあげて下さい。

・何となく様子がおかしい、ぼんやりしている時間が多い。
・眠りがちになった、活動性が低下した。

これらの症状が見受けられると、その後は頭痛、吐き気などの症状が現れ始めます。その後、運動麻痺、言語障害、尿便失禁を来たし、記憶障害や痴呆様症状が出てくることも少なくありません。

特に高齢者の場合は頭部打撲後の初診時検査で異常がなくても、一ヶ月後に必ず再検査することが必要です。この間中、症状の変化が分かりにくくなるので酒、睡眠薬、風邪薬などを飲んではいけません。

頭部打撲

頭を打った後の過ごし方「一人で過ごさない事が鍵」

家族写真

頭を打った後の過ごし方をご紹介させていただきます。入浴・運動・飲酒は控え、2〜3日はできるだけ安静にして下さい。

そして、一人暮らしの人は具合が悪くなり連絡できなくなるのを防ぐ為に、知り合いに数時間おきに電話をかけてもらい、身内の元に身を寄せる等して下さい。一人で過ごす時間をなくす事が重要です。

頭を打ったときは、本人も家族も「何で・どこで・どういう風に打ったか・どのくらいの高さから転落したか?」などを把握しておきましょう。

掲載画像
『東長崎機関』
http://www.higashi-nagasaki.com/e2002/E01-2002_48_2.html
『東海大学病院脳神経外科』
http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/toubu/nouhogomaku.html
『循環器画像技術研究会』
http://citec.fc2web.com/shiryou/rinshou-j/ct090725/ct090725.htm
『東海大学八王子病院』
http://www.hachioji-hosp.tokai.ac.jp/hp/neuro/headache/index.html
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自宅に救急セットはありますか?

万が一のときのため、家庭に救急セットを準備しておくことは大切です。風邪薬などの常備薬がある家庭は多いですが、ほとんどの家庭ではしっかりとした防災用・緊急用の救急セットの準備がないようです。

特にお子様が幼稚園から小学中学年ぐらいまでは、転んで頭を打ったり、階段から落ちて骨折したり、またはビンなどが割れて大量出血することもあります。当然、すぐに救急車を呼ぶことになりますが、救急車が到着するまで10分から30分以上かかることもあります。その間、自宅でどれぐらいの応急処置ができるかで治る速さや、危ないときの生存率が変わってきます。

何か起きてからでは遅いです。もし自宅に救急セットの準備が無い場合は、是非今のうちに準備しておき、予想外の災難に対応できるようにしておきましょう。また、日本ではいつ地震などの自然災害が起きるか分かりません。防災グッズは準備している家庭も多いようですが、その中に救急セットを入れている人は少ないです。防災セットと救急セットを自宅に常備しておけば、予想外の出来事が起きても対応できます。

家庭に必ず欲しい最低限の救急セット

救急セットを選ぶ上で大切なのは、例えば頭を強くぶつけたときなどに、どのような対処したら良いか分からないので、救急セットに対処マニュアルがついているものにすることです。知識が無ければ救急セットがあっても何の役にも立ちません。

さらに、出血に備えてガーゼや消毒液、三角巾などもあるといろいろなことに使えるので便利です。さらに、どうせなら防災時にも利用できるものが良いです。

それらを全て満たしているのがこちらの救急セットです。応急手当の簡単マニュアル付きで、防災時にも利用できます。万が一に備えて家庭、オフィス、車の中に常備しておくと良いかもしれませんね。

最低限必要な救急・防災・非常用救急箱

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