安全で簡単な手作り虫除けスプレーまとめ

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販売されている虫除けスプレーにはDEET(ディート)という物質が含まれています。これは昆虫などの忌避剤(虫除け剤)として用いられる化合物で、神経障害や皮膚炎を起こす危険性があります。さらに、このDEETは乳幼児には特に悪影響を及ぼす事で懸念されています。海外では、ディート被爆後に8歳の少女でけいれんと急性行動変化が現れた事が報告されています。(*1)

安全な住居環境

国内で発売されているある商品には、

・漫然とした使用を避け、蚊、ブヨ等が多い戸外での使用等、必要な場合にのみ使用してください。
・6か月未満の乳児には使用しないでください。
・6か月~2歳未満は1日1回、2歳~12歳未満は1日1~3回を目安に使用してください。
・顔には使用しないでください。目の周囲や粘膜、傷口には使用しないでください。

という事が記載されています。

また、妊娠中の使用も胎児への影響(精神遅滞、感覚運動協調障害、奇形等)も懸念されているのです。

厚生労働省(*2)では、DEETが含まれている医薬品に回数制限や使用上の注意を掲載する等して注意を呼びかけていますが、その危険性について認知されていない方が非常に多くいらっしゃいます。

そこで、今回はご家庭でも簡単に作れて、しかも安全な「手作り虫除けスプレー」の作り方をいくつかご紹介させて頂きます。

1、ハッカ油スプレーの作り方
天然成分であるハッカ油であればお子さんにも安全に使用する事が可能です。(※使用前は必ずパッチテストを行って下さい。)

<材料(100ml分)>
・ハッカ油:20滴(1ml)
・無水エタノール:10ml
・精製水(ミネラルウォーター):90ml
・スプレー容器(プラスチックだと溶けてしまうので、遮光のガラス容器)

消毒用エタノールは、肌荒れの原因にもなり兼ねます為、無水エタノールを使う事をお薦めします。エタノールを入れる事でハッカ油が水に溶けるので、ベタつく事がありません。

【作り方】
まず、スプレー容器にハッカ油とエタノールを入れてよく振って混ぜてください。
その後に水を加えて、再度よく混ぜたら完成です。

完成した虫除けスプレーは冷蔵庫で保管するようにしましょう。また、時間が経つとあまり効果が得られなくなってしまうので、1~2週間程度で使い切るようにしましょう。お子様に使用される際には、パッチテストを行った後に指先等の部分から付け始め、様子を見て平気であればその他の部分にもつけてあげてください。

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2、アロマスプレーの作り方
ハッカ油もそうですが、アロマの香りも蚊は苦手としています。

<材料(50ml分)>
・エッセンシャルオイル(精油)
(※精製時に化学物質を使用せずに抽出されたものが望ましい。)
 ・ユーカリレモン(レモンユーカリ、ユーカリ・シトリオドラ)
 ・シトロネラ
 ・レモングラス(デオドラント効果あり)
 ・ラベンダー
 ・ゼラニウム
 ・ペパーミント
・無水エタノール:10ml
・精製水:40ml
・スプレー容器(プラスチックだと溶けてしまうので、遮光のガラス容器)

一般的に言うユーカリとは別の種類なので、必ず「ユーカリレモン(レモンユーカリ、ユーカリ・シトリオドラ)」を使用してください。

【作り方】
上記の精油から2種類以上選び計10滴(0.5ml)とエタノールを入れよく振って混ぜてください。
その後、水を加えて再び振って混ぜたら完成です。

ラベンダーやペパーミントを入れるとかゆみを抑える効果や抗菌作用があるので、刺された場合のかゆみ止めとしても使えます。
作る虫除けスプレーに対しての精油やハッカ油の割合は1%(水・エタノール50mlに対して精油・ハッカ油10滴=0.5ml)程度が適量です。
・虫除けスプレー 30ml → アロマオイル合計6滴
・虫除けスプレー 50ml → アロマオイル合計10滴
・虫除けスプレー 100ml → アロマオイル合計20滴

3、蜜蝋クリームの作り方

材料・用意して頂くもの
・エッセンシャルオイル(精油):6~8滴
・蜜蝋:6g
・ホホバオイルなどのキャリアオイル:30ml
・クリーム瓶
・ビーカー

【作り方】
ビーカーに蜜蝋とキャリアオイルを入れ、弱火で湯煎しながら割り箸や木べら等でかき混ぜます。
蜜蝋が溶けたらクリーム瓶に移し、さらにかき混ぜながら少しずつ冷ましていきます。
冷め始めると、まわりからうっすら白くなっていくので、このタイミングで精油を加えよくかき混ぜます。
そのまま置いて固まったら完成です。

4、ラベンダースプレーの作り方

材料・用意して頂くもの
・ラベンダー:1本
・熱湯:100ml
・スプレー容器(プラスチックだと溶けてしまうので、遮光のガラス容器)

【作り方】
ラベンダー1本に対して熱湯100mlの割合で注ぎます。
蓋をして約7分そのまま置いておきます。
十分に冷まし、煮汁を容器に移したら完成です。

網戸にかけても虫除け効果があるので、体にだけではなく網戸にもかけてみてはいかがでしょうか?

安全な住居環境

いかがでしたか?成分等ご確認の上、ご使用前には必ずパッチテストを行ってください。ハッカ油・アロマスプレーを作る際のガラス容器は青色遮光瓶かポリプロピレンの物を使うと容器が溶ける事がないので安全です。
精油がお肌に合わない場合は、安全性の確認出来る他の精油を使用しましょう。使用する前にはよく振ってからご利用ください。安全で簡単に作る事が可能ですので、ぜひ試してみてください。

参照サイト一覧

*1『Roland EH, Jan JE, Rigg JM, Toxic encephalopathy in a child after brief exposure to insect repellents. CMAJ: Canadian Medical Association Journal 132(2):155-156 (1985).』
*2『厚生労働省│ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について』
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/08/tp0824-1.html
『Tea-treeの森│アロマで虫除け』
http://www.t-tree.net/howtouse/aroma_mushiyoke.htm
『CHINTAI│5分で完成! ハッカ油で「手作り虫よけスプレー」を作ってみた』
http://www.chintai.net/news/2014/08/08/965/
『日本経済新聞│蚊に刺されない方法は 13通りを試してみたら 』
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO32685280S1A720C1W08101/?df=2&dg=1
『mama press│サッと手作り!いい香りの『アロマ虫除けスプレー』』
https://mamapress.jp/topic/detail/550/
『NAVERまとめ│自然素材を使った蚊よけ・虫よけ対策【天然・ハーブ】』
http://matome.naver.jp/odai/2130456566594782801/2130458170894915703

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