オーガニックコットンとは?

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今までは、通常のコットンの危険性とその実態に付いてご紹介をさせて頂きました。今回からはオーガニックコットンに付いてより知って頂く為に、その詳細に付いて触れさせて頂きたいと思います。

オーガニックコットンに付いて

まず、オーガニックコットンとは無農薬有機栽培綿の事を指し、有機栽培の認定基準に沿って化学物質を利用せずに栽培します。さらに、製造から商品加工まで一切の化学薬品を使用せず、バイオ技術(遺伝子組換え種子)の使用も禁じています。オーガニック生産は、よりいっそう知識と労力を必要とします。

オーガニック衣類

そもそも綿花栽培は、農薬多消費型の農業の一つとされていますが、それにも関わらず、農薬使用の調査はほぼ行われずに古いデータが使用されてきていました。2009年にICAC(国際綿花諮問委員会)により、ようやく綿花栽培の農薬使用の実態が調査され発表にいたり、それにより世界中の綿花栽培面積は全耕作地の2.5%すぎないのにも関わらず、農薬全体の6.8%を占めていおり、綿花栽培での農薬依存度は改めて高いことが明るみになりました。

ブラジルの2003年の農薬の販売総額は、31.4億ドルで、農薬消費額の大きいものから大豆(45%、綿花(10%)、砂糖きび(8%)となっており、農薬販売額の約23%を占めています。アメリカでは同年71.2億ドルでトウモロコシ(23%)、大豆(19%)、綿花(8%)となり、08年には総売上の10%を占め、トウモロコシの13%に次いで、第2の位置を占めています。

世界全体で見ると、2004年から2007年まで、綿花に使われた農薬の販売額は、総売上の約8%を占め、果物・野菜、穀物類、大豆、トウモロコシに次ぎ、コメと肩を並べているという結果になっているのです。

少しずつ広がるオーガニックの輪

この様な中でもオーガニックコットンの生産量は着実に増加してきています。キスタイル・エクスチェンジ(TE)の調査によると、生産は2008年から1年で15%の増加を示し、作付面積は6.5倍に拡大しました。しかし、それでも全綿花生産の1.1%にしかすぎないのが現状です。

そもそも第2次世界大戦以前はほとんどの農業がオーガニック農法でした。しかし、大戦後の化学技術発展により、農薬や化学肥料が大量に使われるようになり状況が一転してしまいました。

オーガニック衣類

オーガニックコットンという名前を聞くようになるのは、90年代初め頃からでで、皮肉にもオーガニックコットン農法の規準を制定した国は、大戦で大量に枯葉剤を散布したアメリカになります。オーガニックコットンの始まりはデンマークの会社でノボテックスという繊維会社が、トルコやペルー、エジプト等の安全な綿花を使用し80年代半ば頃に「グリーン・コットン」というブランドを始めたことがきっかけとなるそうです。

生産量は多い順にインド、シリア、トルコとなり、その内インドは世界の生産量の80%を占めます。この他にも中国やアメリカ、ペルーやエジプト等17カ国を程度がオーガニックコットンの生産を行っております。生産者組合のデータによると消費率はアメリカとヨーロッパでそれぞれ40%、日本が105となっているそうです。

労力の増加や収穫が落ちるリスク、有機栽培の認証チェックの手間等の負担を覚悟し、コットンファーマーはそれでも環境への配慮と安全なコットンの配給を求めてオーガニックコットンの栽培に踏み切っているのです。

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