化粧品に配合されている成分の一つで、本来スキンケアには全く良くないとされる防腐剤・殺菌剤があります。ここでは、防腐剤・殺菌剤の毒性についてご説明いたしましょう。
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防腐剤・殺菌剤に含まれるパラベンのリスク
殺菌・防腐・防カビ・保存剤として一番有名なのがパラベンで、正式名称は<パラオキシ安息香酸エステル>といいます。
パラベンの種類も メチルパラベン・エチルパラベン・ブチルパラベン・プロピルパラベン・ベンジルパラベンの5種類があり、化粧品ではエチルパラベン・メチルパラベンが主に使われています。
エチルバラベン・ブチルパラベン・プロピルパラベンは、環境ホルモン物質の疑いがありホルモンバランスを崩す可能性が指摘されています。
化粧品以外にも一部食品にも使われている傾向にありますが、ぞの毒性は比較的強いことが判明しています。
パラベン以外にもたくさん殺菌剤や防腐剤はありまあり、安息香酸 ・安息香酸ナトリウム ・イソプロピルメチルフェノール ・塩化ベンザルコニウム・塩酸クロルヘキシジン ・過酸化水素水 ・感光素 ・グルコン酸クロルヘキシジン・クロルヘキシジン ・サリチル酸 ・サリチル酸ナトリウム ・CAE ・シンクピリチオン ・ソルビン酸・ソルビン酸カリウム ・デヒドロ酢酸 ・デヒドロ酢酸ナトリウム ・フェノール ・レゾルシン・フェノキシエタノール……等。
これ等の成分の毒性としては、次のようなものがあります。
(1)皮膚や粘膜を強く刺激して炎症・発疹・アレルギーを起こす。
(2)飲み下すと内臓障害・めまい・吐き気・神経過敏になる。
(3)皮膚から浸透して神経失調・尿毒症を起こし、発がん性のリスクあり。
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天然防腐剤にも注意が必要
指定成分無添加の中で防腐剤となっているフェノキシエタノールが入っている化粧水などがあります。フェノキシエタノールはパラベンよりも刺激性が少ないということで使用され、その分防腐作用が弱い為にパラベンよりも多量に使用されているのです。その為、リスクはパラベン同様で、敏感な人は極少量でもアレルギーを引き起こすと言われています。
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天然防腐剤として有名なローズマリーエキスは抗炎症・抗アレルギー作用・抗酸化作用・収れん作用・育毛作用・血流促進作用・抗菌作用があるとされ、アンチエイジング用・肌荒れ用・ニキビ用・育毛用の化粧品に幅広く使用されています。
グレープフルーツシードやサトウキビ由来のものには防腐、殺菌、収れん効果があり、これらを含む製品も多くありますが、敏感肌の方やアトピー性皮膚炎患者さんは要注意です。
ご利用になられている化粧品などの成分をチェックし、防腐剤・殺菌剤が含まれない安全なものを使用しましょう。
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