農薬と化学肥料の人体への悪影響に付いてお話をさせて頂いて来ましたが、ここでは改めてその危険性をご紹介させて頂きたいと思います。
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人体に蓄積される農薬と化学肥料
農薬は環境や生き物への負担が大きい為に、マウスなどの小動物で蓄積実験が行われ、そこで農薬が体内にはいった場合どの様になるのかが判明しました。
(1)そのまま身体に吸収されずに素通りして排泄。
(2)身体に消化・吸収されて腎臓を経由して尿と一緒に排泄。
(3)身体に消化・吸収されて主に肝臓で代謝されて合成・分解される。
(4)身体の腸から吸収されて血液から肝臓・腎臓を通って全身へ運ばれる。
一概には言えませんが約80パーセント前後が排出され、残りの農薬が体内に蓄積されるそうです。これを多いか少ないかと感じる事は個人差があるかと思いますが、毎日の生活の中で日々摂取されて蓄積されていくと考えるととても恐ろしい事です。
また、農薬には様々なものがありますが、モンサント社が製造・販売する除草剤のラウンドアップは、あらゆる植物の成長に必要なアミノ酸生成をストップさせてしまう作用があるグリホサートが主成分として使用されています。さらには界面活性剤も多く含まれており、浸透力がとてもある為に血液に紛れ込み体内に蓄積して様々な病気を引き起こす恐れがあるのです。身体への蓄積をさける為にも、農薬・化学物質を使用した物を極力口にしないという事が最も重要な事になるのではないでしょうか。
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土にも蓄積される農薬と化学肥料
そして植物を育てる土にも蓄積されるのです。化学肥料を利用して農作物を栽培することによって土壌の中に生息している微生物が食料不良によって衰弱してしまいます。微生物は有機性の食料がないと生きていけなくなり、微生物がいなくなれば土は次第に無機質な物質になって硬くなってしまいます。硬い土では農作物の根が伸びにくくなり、根からの栄養分が不足してきます。そして人間は育ちが悪くなると栄養を与えなくてはと考え、より一層強力な化学肥料を使うようになります。土はますます硬くなり、より一層貧弱な根になり収穫量が落ちてきます。この悪循環によって土を殺してしまうことになります。
そして一度使用した農薬は何年もの間、分解されずに土壌に染み付き、そこで育つ野菜や生物に残留します。一度植物内に入れば取り除くことはできません。土壌が化学物質を含まない本来の状態に戻るには多くの年月を必要とします。
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土が1㎝できるには、100年以上の年月が必要だと言われています。農薬と化学肥料は環境をも汚染し、生物に様々な悪影響を与えます。人間の病気も長い間様々なものが培われておこります。既に蓄積されてしまった物をゼロに戻す事は困難です。しかし、これから農薬と化学肥料を蓄積させず、土壌の様に長い歳月をかけて我々の身体も自然の状態に回復させる事が必要です。
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