遺伝子組み換え食品には発ガン性や染色体異常等が危惧されています。ここでは、遺伝子組み換えの危険性について説明します。
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危険すぎる遺伝子組み換え
日本の牛や豚、鶏などの家畜の餌用飼料のほぼ全数と言っても過言でないほど、遺伝子組み換え作物(GM作物)になっています。そして、日本は米国からのGMトウモロコシの最大の輸入大国なのです。そのGM飼料を食べて育った牛や豚や鶏などの食肉を日頃摂取しているのですから危険性がないとは言えないですね。遺伝子組み換えの問題点は主に(1)長期的な人間の健康への影響(2)生態系への影響(3)環境への影響などがあるとされています。各国での危険性の実例をご紹介しましょう。
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フランスで行われたラット検査
カーン大学の生物学者ジル・エリック・セラリーニのラットを対象に行ったこの研究は、モンサント社が商業化している遺伝子組み換えトウモロコシの摂取が、有毒な効果を持つと初めて主張するものだからです。対象は200匹以上のラットで実験期間は2年間です。これらのラットには遺伝子組み換えトウモロコシ(除草剤とセットで栽培されたものと、そうでないもの)を三段階の違う分量(11%、22%、33%)を混ぜた食事がそれぞれ与えられました。すべての実験グループ群において、対照グループに対する最も明確な差が現われたのは1年後で、オスの間では肝臓のうっ血や壊死が2.5〜5.5倍多く、また重度の腎臓障害も1.3〜2.3倍現われました。
死亡率も、すべての実験処置を加えたグループで上昇し、対照グループの平均寿命は624日メスにおいては701日であり、「平均寿命を過ぎた後の死因はすべて寿命によるものと見なされる」と研究者達は指摘し「この平均寿命に達する前に、対照グループではオスの30%、メスの20%が自然死したのに対して、遺伝子組み換えトウモロコシを与えられたグループのオスの50%、メスの70%が早期死亡したのです。発見された健康被害の過半数が、ラットの与えられていた遺伝子組み換えトウモロコシまたは除草剤の量とは比例していないと研究者達は指摘し、このように量と生物学的な反応との間に相関関係の見られないケースは少量の摂取によっても大量摂取よりも大きな影響が発生する可能性があるのです。
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殺虫性成分を胎児や妊婦から検出
カナダのシェルブルック大学病院センターの産婦人科の医師達が、30人の妊娠女性と39人の子どもを持たない女性から血液のサンプルを調査しました。遺伝子組み換え経緯の有害物質が30人のうち28人(93パーセント)の妊娠女性の血液から検出されました。そして、30人のうち24人(80パーセント)の女性の臍帯血からも検出されました。妊娠していない女性のケースは39人のうち27人(69パーセント)でした。この毒素は遺伝子組み換えトウモロコシを飼料とした家畜の肉や牛乳、卵などを食べた結果と考えられます。遺伝子組み換え関連の有害物質が妊娠した女性・胎児・妊娠していない女性の血の中に存在していることをこの調査は初めて明らかにしたものになります。
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