前回は、食品添加物による人体への影響に付いてお話をさせて頂きました。いかに欲品添加物が様々な病気の引き金になっているかがご理解頂けたと思います。一番は食品添加物をいっさい口にしないことが安全なのですが、しかしながら私達の日々の食生活では、食品添加物を摂取することなく生活することは中々困難な事になっています。そのため、食品添加物のリスクをいかに軽減させるかという事が自分達の健康を守る一つの選択肢となります。今回はその具体的な方法をいくつかご紹介させて頂きます。
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食品添加物のリスクを軽減する方法
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加工食品への対処方法
加工食品を購入する際には、必ずパッケージの裏を見る習慣をつけましょう。あまりにも大量の添加物や見慣れない物が使用されているものは購入を控えて下さい。
■ハム:軽く沸騰させたお湯に15秒程振り洗いをしましょう。
■ウインナー:切れ目を3箇所程入れ、お湯の中で1分程ゆでます。
■ベーコン:軽く沸騰させたお湯に15秒程振り洗いをしましょう。
■チルドハンバーグ:ソルビン酸やリン酸塩が添加してある場合は、ソースを捨てて約1分間茹でて下さい。
■冷凍フライ:2度揚げをして下さい。
■即席ラーメン:麺を茹でたお湯には添加物が流れ出ている為にそれは捨て、新たに沸騰させたお湯を使ってスープを作りましょう。
■油揚げ:遺伝子組換え大豆は避け、熱湯をかける等油抜きは必ず行なって下さい。
■かまぼこ:薄く切り、沸騰したお湯にくぐらせて下さい。
■つくだ煮:昆布等は軽く湯通しすると良いです。
■漬け物:汁を捨てカットした後に水にさらしましょう。
■シラス干し:食べる前に、お湯を軽くかけて絞ることで漂白剤をほとんど落とすことが出来ます。
■冷凍餃子:1度目はフライパンで、2度目はオーブンで2度焼きしましょう。フライパンよりもオープンの方がまんべんなく火が通り為に、加熱により残留農薬等も希薄します。
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料理の下処理でのリスク軽減方法
少しでも安全な物を食べるためには、調理にも時間とひと手間をかける事が重要です。
■アク抜き:水に溶けることで、残留農薬や硝酸塩等を削減することが可能です。
■水にさらす:有害物質は5〜10分で水の中に溶け出し減らすことができます。
■アクを取る:浮いてきた油分も取ることで肉加工に使用される化学物質も減らすことができます。
■板ずり:塩を振ってこすることで水分と同時に不安物質を吸い出せます。
■隠し包丁:切り込みから内部の有害物質が溶け出しやすくなります。
■油抜き:食品添加物や有害物質を減らすことができます。
■湯通し:肉や魚の有害物質を減らす効果があります。冷凍野菜は10秒間湯通しをしてから調理し、ハムやかまぼこ等の加工肉・練り物は、薄めに切り熱湯に湯通しすることで添加物や塩分を軽減することが可能です。
■湯むき:洗っても落ちない残留農薬や殺菌を除去することができます。
■湯引き:魚やお肉の有害物質や脂肪に残留している塩素系化学物質を減らすことができます。
■ゆでこぼす:アクと同時に食品添加物等も減らすことができます。
■あらい:氷水で洗うことで魚の脂肪に蓄積しやすい農薬やダイオキシン、環境ホルモンを削減します。生野菜は切ってから流水で30秒以上洗い、葉もの野菜は切ってから一枚ずつはがして洗うことでダイオキシンを減らすことが可能です。酢水で洗うこともおすすめします。
■皮を引く:ウロコや表皮に残った有害物質を減らすことができます。
■血抜き:血を抜くことで有害物質を減らすことが可能です。
■身をしめる:塩や酢で水分を抜くと有害物質も引き出すことができます。
■ふり洗い:水や塩水の中でザルを揺らしてふり洗いすることで、素材表面の汚染物質が削減する事が可能です。
■背ワタを取る:頭やハラワタに貯まった有機水銀や環境汚染物質を減らすことができます。
日本茶や中国茶は、茶葉の汚れを取るつもりでお湯を注いだら、一煎目は飲まずに捨てて残留農薬やダイオキシンを減らし、二煎目から味と香りを楽しむと良いでしょう。
さらに食事を取るときには、しっかりと噛むこと、温かいものを取る事でより丈夫な体を作る事が出来るので心がけましょう。以上、食品添加物のリスク軽減方法をご紹介しましたので、できることからぜひ実践してみて下さい。
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