年末年始が近づいてきました。長期休暇を利用して、家族旅行や帰省をされる方は多くいらっしゃる事と思われます。
そこで、今回は家族旅行や帰省時の注意点として、防犯対策、室内の掃除ややっておくべきこと、長距離運転や移動時の注意点、赤ちゃんを連れての移動時のアドバイスをご紹介させて頂きます。
備えあれば憂いなし!!長く家を空ける時は要注意
年末年始&長期休暇★長く家を空ける時の注意点<掃除・その他編>
まず、長期間家を空ける時に必ず行うべき事があります。まずは、必要の無いコンセントは抜いておくと安心です。冷蔵庫などを除き、必要のない電源はコードから抜く事で、節電に、火災や雷からの被害などを防ぐことができます。特に雷の多い夏場は注意して下さい。
また、万が一に備えガスや水道の元栓を締めていきましょう。出発前にそして、行先は家族に必ず伝えて下さい。万が一の事故に備え、いつ、誰と、どこへ、宿泊先などは必ず家族に伝えましょう。また、賃貸住宅の場合は、管理会社や大家に連絡する義務がありますので注意して下さい。
お盆休みやゴールデンウィーク等の暑い季節は、悪臭や害虫、物が腐るという心配がありますが、年末年始はその心配はありません。
しかし、それでも出発前にはカビや臭いを防ぐ為にも、キッチンや浴槽の水周りの掃除を念入りに行ってから出かけましょう。キッチンシンクの食物汚れは落とし、水気もしっかりと拭り、ゴミは事前に出して下さい。どうしても生ゴミを捨てられないときは、袋で包み冷凍庫で凍らせておくと悪臭や腐ることを防げます。
また、生ものは腐る心配があるため、出発の一週間前くらいから計画をして、冷蔵庫の中身が空の状態になるように食べつくしてしまいましょう。
ペットは環境の変化等のストレスを第一に考えて、ホテルや知人に預ける等、最前の方法を事前に決めておきましょう。
草木の水やりは、出発前に日の当たらない場所に置き、たっぷりと水をあげて下さい。室内の場合は、乾燥を避ける為に大きな発泡スチロールに水を張り、その中に鉢を並べて浴室等に置いておきましょう。また、長期の場合はペットボトルで簡易給水出来る様にしたり、家族や友人に預かってもらって下さい。
長く留守にする間に狙われない様にする為の注意点<防犯・防災編>
窓は、どんなに小さな窓でも必ず締めて下さい。特に夏場等は換気の為に、小窓を空けたままにしてしまったり、鍵をかけずに出かけてしまうという人もいる事と思いますが、絶対に施錠をして、出発前に確認をしましょう。
新聞や販売所に連絡を、郵便物は郵便局へ不在届を出して、事前に止めておきましょう。ポストに沢山の物が入っていることで留守である事が周囲に認知されてしまいます。宅配物は、各運送会社が不在通知をEメールで連絡をしてくれるサービスを行っているので、これを利用し、出先で荷物の到着を確認しましょう。
自宅の電話は、転送を行うか、出先から留守番電話を確認して不要なメッセージはその都度消しておきましょう。電話を使用して留守を確認する手口もあるので、十分に注意して下さい。
玄関には、自動点灯式のタイマーライトをセットしておくと、より安心です。他にも留守中の間、警備を行ってくれるサービス等を利用すると安心です。
家族旅行や帰省時の注意点<運転・車編>
一般道路も含めた1年間の死亡事故の件数は減少しています。しかし、一方で高速道路での死亡事故数は増加傾向にあるといいます。
そして、高速道路の月別の死亡者は12月が最も多くなっています。帰省などで高速道路を運転する時は、渋滞、路面の凍結、いつもと違う状況での運転が事故の発生に繋がる事が考えられます。
出発前には車の状態を確認し、スタッドレスタイヤ等を装着して、車間距離を空けてスピードを出しすぎない様にしながらいつも以上に安全運転を心がけて下さい。
交通情報や天候も確認し、帰省ラッシュを避けたり、公共交通機関を利用する等をして、より安全な方法をとりましょう。
家族旅行や帰省時の注意点<赤ちゃん編>
帰省や旅行の長期移動の際は、赤ちゃんのことを第一に考えましょう。授乳やお昼の時間を考えた普段通りの生活リズムの維持を守る様に心がけてください。移動時間は極力短くし、移動が帰省ラッシュ時にあたってしまう場合は一足早くお母様と赤ちゃんだけ出発するなど、なるべく込む日時は避けて柔軟な行動をとりましょう。出先では慌ただしく出かけるのではなく、ゆっくり滞在して下さい。
普段と違う環境は、赤ちゃんにとっては危険なものが多くあります。誤飲しやすいものには片付け、室内でペットを飼っている家の場合は、赤ちゃんが過ごす部屋の中に入れないようにお願いしましょう。アレルギーのある物をしっかりと伝え、食べものはお母様が必ずあげる様にするとより安全です。
温泉に行く場合は、温泉の成分は刺激が強い為、湯船には入れずにシャワーのみにしておきましょう。環境の変化は赤ちゃんに何ら頭の影響を与えることがある為、不安を和らげて、普段通りのスキンシップを心掛けて下さい。
年末年始は通常の病院は閉まっていますが、各地の休日急患診療所が年末年始の病児に対応をしてくれます。万が一、体調を壊したときや怪我をした場合でも直ぐに対処出来る様にあらかじめ休日急患診療所の詳細を調べておくといいでしょう。
<車で帰省する場合>
赤ちゃんを車に乗せるときは、必ずチャイルドシートを使用し、ご家族の誰かが必ず隣の席に座る様にしましょう。また、赤ちゃんも長時間同じ姿勢でいる疲れてしまうので、2時間を目安に適度に休憩をとりましょう。授乳は必ず車を駐車して行って下さい。
冷暖房の掛け過ぎに注意し、日よけで直射日光があたらない様に紫外線対策をしましょう。真夏の炎天下だけでなく、冬でも赤ちゃんを車内に残して行く事は危険ですので、絶対にやめて下さい。
<新幹線で帰省する場合>
新幹線での帰省には500系こだま号がおすすめです。指定席が5列シートから4列シートへ改良され快適性がアップし、さらにこだま号独自のお得な割引商品(子どもは大人の半額以下等)があります。のぞみやひかりよりも時間はかかるものの、コストを抑えてゆっくり帰省出来るとJR西日本も推進しています。
新幹線には、ベビーベッドとおむつ替えなどに利用できる多目的室があるので、駅員に申し出て有効に活用しましょう。服装は着替えさせやすい物を着用させ、汗をかいた際の替えや防寒着を用意し、こまめに水分補給を行って下さい。
ぐずり対策として、お昼寝の時間にあわせて移動することをお薦めします。それでも、ぐずりだしてしまった場合、お気に入りの玩具、水分補給やおやつなどで気を紛らわせてあげましょう。混雑する時間帯の移動は避け、デッキ等に出やすい指定席を取りましょう。進行方向の最前列は荷物を置くスペースがあり、移動も楽に行えます。
<飛行機で帰省する場合>
赤ちゃんの耳管は短いので、大人の様に耳抜きの必要はありません。万が一、むずがるような場合は、指を吸わせて唾を飲み込ませましょう。
搭乗手続きは時間がかかるため、早めに空港に向かい搭乗手続きやおむつ替え、授乳を済ませておきましょう。また、搭乗前は昼寝を控え、空港のキッズスペースでたくさん遊ばせておくと、疲れて機内でぐっすり寝てくれます。
ぐずりだしてしまった場合、飛行機では歩き回ることが出来ませんので、音が出ない目新しいおもちゃや普段は持たせないものなどを用意しておきましょう。周りの人もつらい思いをさせてしまう為、気配りを心がけてあらかじめ周囲の方にひと言挨拶しておきましょう。
JAL(日本航空)では、3歳未満(生後8日以上)の子ども連れを対象とした「ベビーおでかけサポート」というサービスがあります。また、紙おむつ、おむつ交換台(化粧室内)、おもちゃ、絵本、チャイルドシート、毛布の貸出し等も行ってくれています。
ANA(全日空)でも同様のサービスが受ける事が可能ですので、事前に申し込みを行い、周囲の方の快適なフライトにも十分に配慮して準備を進めましょう。
機内は冷房等で非常に乾燥している為、湯冷ましなどの水分補給をこまめに行って下さい。
家族旅行や帰省時の注意点<赤ちゃんの持ち物編>
出発前には必ず余裕を持って準備を行い、赤ちゃん用のリュックにひとまとめにしておきましょう。宿泊数分より少しだけ多めのオムツやおねしょマット、下着や服、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃ、大好きな絵本などを用意しておいて下さい。下記に用意するものをリストアップしてみました。
・健康保険証
・乳児医療証など医療費公費負担証書
・オムツ(予備に少し多めが安心です)
・お尻拭き、ティッシュ
・おねしょマット(予備が一枚あると安心)
・着替え、防寒着
・パジャマ
・おもちゃ、絵本など
・ビニール袋(オムツ替えその他に、何枚か)
・赤ちゃんグッズ用のリュックやバッグ
・飲み物(哺乳瓶、粉ミルク)
・スプーン、フォーク
・ベビーフード、おやつ
・抱っこ紐、おんぶ紐
楽しく安全に休暇を過ごす為にも、ぜひこれらの事を確認し、時間に余裕を持ってお過ごし下さい。
『サン・ウインド』
http://www.sun-wind.jp/inner-sash/
『P&G Everyday』
http://www.pgeveryday.com/family-life/travel-tips/article/traveling-with-kids-tips-for-the-airplane
『CARICOS』
http://www.caricos.com/cars/a/audi/2009_audi_q5/1024×768/109.html
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