今までに薬は危険という事をお伝えさせて頂きました。その為にも、普段の生活リズムや食事のバランスを考え、自身の体と子どもの体としっかりと向き合った生活を送ることが必要です。そして、薬と病気に対する知識を身に付ける事が大切です。
br>
信頼の出来るかかりつけ医を!!
しかし、やはり親としては可愛い子どもが辛そうにしているのは心配になってしまうものです。そこで、小児科で医師に相談する事も出てくると思います。その際には、ぜひ小児科選びは慎重に行って下さい。
br>
かかりつけ医とは、一般に健康・病気・介護について気軽に相談できる顔なじみの医師のことを指します。以前、お話をさせて頂いた様に、薬を出してくれる医者が良い医者と言うことでは決してありません。万が一、どんなに急がしそうでも、子どもの症状を余り見ずに「とりあえずお薬出しておきましょうね。」「大丈夫でしょう。様子を見てください。」としか言わない医師であれば、次回から病院を変えて下さい。
そこで、信頼を寄せることが出来るかかりつけ医を見つける為のポイントをご紹介させて頂きます。
br>
小児科選びのポイントは?
まず、患者の症状に耳を傾け、しっかりと触診してくれるかを見ましょう。そして、薬の内容をこちらにも分かりやすく説明してくれるかどうかが大切です。さらに、患者と相談したうえで必要最小限の薬の処方、もしくは薬自体を薦めない対処をしてくれるかどうかは重要でしょう。予防接種に関しては、事前に資料を見せて効果と副作用、危険性をしっかりと説明して親や本人にも考える時間を与えるという医師が好ましいです。この4つが特に大切といえます。
さらに、診察券に夜間連絡先が書いてある施設であれば、尚安心できる為、確認をしておきましょう。より専門的な医療機関の医師の名前や評判を実績で答えられる医師は、紹介状を書いてもらう時も安心できます。自分の専門分野を明かし、得手不得手を隠すことなく言える医師は信頼できるでしょう。また、いざと言うときの為に、気管内挿管ができる技術があると尚のこと安心です。気管内挿管は、乳幼児が心肺停止状態になったときの心肺蘇生法の一つで熟練と器具が必要になります。
また、小児科専門医としての臨床経験年数等も参考になります。そして、小児科専門医として最も大切な事は医師が子ども好きであることです。
br>
br>
薬漬けにせずに親の愛で子を守る
信頼をしっかりと築け、そして無駄に薬を進めず、素早い対応で重い病気の早期発見や早期治療に繋がるようなかかりつけ医を必ず見つけておきましょう。しかし、子どもにとってあくまでも一番安心できるかかりつけ医は、親自身という事を自覚し、どうぞ薬漬けにすることなく、愛情をたっぷりと注ぎ、大切に大切に育ててあげて下さい。
コメント