日本では4000種類を超える農薬が登録されています。そして、農薬には多くの種類があり、その分類の仕方も様々です。農林水産省では、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、除草剤、殺そ剤、植物成長調整剤、その他の7種類に分類し、殺ダニ剤、殺線虫剤は殺虫剤に、農薬肥料、殺虫・殺菌植調剤、忌避剤、誘引剤、展着剤は「その他」に含めています。
日本は米国より耕地面積あたり約17倍の農薬を使用しているというデータがあります。近年までずば抜けた数字で世界一位をキープし続けて来ましたが、韓国の数字が上がったため、現在は二位となっています。しかし、耕地以外にも一般家庭や道路沿いにも多く使用されている為、日本の使用量は過小評価されている可能性があるという指摘すらあります。その位、この国には危険な農薬が安全と刷り込まれ、平然と使用されているのです。
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ポストハーベストのハイリスク
日本では残留農薬に付いて、1日の摂取許容量を定めている為に安全であるという事がしばし言われて来ています。しかし、アセタミプリドの残留農薬機銃値を他国と比較してみると、日本ではイチゴが3ppmと定められているのに対し、米国では0.6、そしてEUでは0.01と定められています。さらに、ブドウでも日本の5ppmに対し、アメリカ0.35、EU0.01という数字になっているのです。この事からわかる様に以下に日本の食品残留基準値が緩いかがわかると思います。水で洗う事で残留農薬を軽減させる事は可能ですが、それは種類による事であり、ネオニコチノイド系農薬・殺虫剤は水溶性の為に食品の内部に浸透してしまっており、洗い流す事が出来ません。
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ネオニコチノイドは、昆虫には毒性が強く、人への影響は少ないと一般的には言われていますが、昆虫や人の神経系で大重要な働きをしているアセチルコリンという物質の正常な働きをかく乱します。頭痛、吐き気、めまい、物忘れなどの自覚症状や、頻脈・除脈等の心電図異常、胎児や小児の発達期脳への影響、じんましん等のアレルギー等ありとあらゆる報告もされています。残留農薬だけではなく、一般家庭での除草剤での被害も報告されており、さらに日本では未だに農薬の空中散布を行っている為に、それによって心機能不全や異常な興奮、衝動性、記憶障害等、急性ニコチン中毒に似た症状が発祥したという報告もあります。
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検疫所は笊状態!!危険な輸入品が国内に流出中
そして、一番農薬の被害を受けているのははやり農家の方々で、日本の稲作農家の約30〜50%、野菜果樹農家では約50%の人達が、年に一度以上何らかの農薬中毒症状に悩まされているという実態があるのです。その症状として、ノドがカラカラする・めまい・目の充血と痛み・皮膚のかぶれ・息苦しさ・吐き気・嘔吐・発熱・だるさなどの、農薬による急性中毒症状が問題になっています。合成ピレスロイド系・カーバメイト系・有機塩素系・有機リン系の殺虫剤には、外因性内分泌撹乱物質である環境ホルモンとして作用して生殖機能に害を有する為に要注意です。生命力が強い雑草を枯らしてしまう除草剤の猛毒性はベトナム戦争での枯葉剤で実証されており、沢山のがん患者や奇形児が生まれいます。遅発性の毒性を持ち殺虫剤の50万倍・食品添加物の300万倍近い毒性がある危険性がある為に、人体への影響を防ぐ為にもその危険性を理解しなくてはいけません。
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