前回は、日頃何何気なく食べているものに、危険な物もあることをご紹介させて頂きました。ここでは、さらに少し踏み込んで、『安全な食べ物』と『危険な食べ物』についてお話させて頂きます。
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危険な食べ物
はじめに『危険な食べ物』について解説をします。危険な食べ物として代表的なキーワードとなるものは、化学調味料・食品添加物・農薬を始めとした化学薬品・遺伝子組み換え食物等があげられます。
個々の詳しい内容に付いては、後の別ページで追ってご説明をさせて頂くとして、これらは外食・スーパーやコンビニの弁当、・冷凍食品を含む加工品等に多く含まれているのです。では、弁当や加工品、外食を止め、自宅での食事が全て安全かと言うと、野菜や果物には残留農薬や防カビ剤等の化学薬品に注意しなくてはいけません。
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危険な遺伝子組み換え食物の広がり
今までは化学調味料や食品添加物、農薬等を踏まえた食の全てに含まれる化学物質のリスクが取り立たされてきましたが、近年ではさらに遺伝子組み換え食物の危険性が指摘されています。遺伝子組み換えは、細胞内に人工的に遺伝子を導入する技術のことです。
この技術によって本来農作物がつくれなかったたんぱく質を作らせることができるようになり「病気・害虫抵抗性」「特定の除草剤耐性」「日持ち恒常性」等と言った人間にとっては一見便利そうな異質な植物が誕生します。さらに近年の研究により、この遺伝子組み換え作物には発がん性、脳下垂体異常や肝障害といった様々な病気を引き起こす原因となることが判明し、多くの国では輸入や栽培を禁止しています。
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安全な食べ物
次に『安全な食べ物』について解説します。安心できる食べ物として代表的なキーワードとなるものは、オーガニック・有機栽培・無添加・無農薬無肥料、自然栽培等があげられます。こちらも個々の詳しい内容に付いては、追って別ページでご説明をさせて頂きますので、その触りとしてその違いを簡単にご紹介させて頂きます。
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栽培・製造による違い
オーガニックとは有機栽培の意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌の持つ力を活かして栽培する農法のことをいいます。日本では登録認定機関の認定を受けた農家等が生産したオーガニック農産物にはオーガニック(有機栽培)JASマークがつけられ、一目でオーガニック農産物であるかどうかを見分けられるようになっています。しかし、注意して頂きたいことは、オーガニック(有機栽培)は無農薬ではありません。化学合成農薬は使えませんが、JAS法で定めたガイドラインで許可されている20種類以上の農薬は使用できます。
無添加は着色料や防腐剤等の添加物を加えていないことを指し、無農薬は農薬を使用せず、無肥料は肥料を使わないことを示します。自然栽培は農薬にも肥料にも頼らず、化学薬品を一切使用せずに自然のままの状態で自然と共存しながら本来あるべきがままの自然の状態に一番近い方でで作られていく農業をいいます。生産量やコスト面等の問題から、まだまだ世間的に認知されていませんが、生産者が解りより安全な食物を食べることが出来ます。
以上のように、安全な食べ物と危険な食べ物について簡単にご説明いたしましたが、私達の周囲にはそういった食物が混在しています。その事実を知ることから始まり、自身と家族の健康を守る為にも、見極める目と知識を持ち合わせる事が大切です。
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