小さな子ども達が安全で元気に育つ為に、親は子どもの目線で考えてあげる事が大切です。過保護になりすぎてしまう事は禁物ですが、小さな子どもの事故は大人の注意と保護によって回避できることが多くあります。
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子どもを守る手助けに
乳幼児の肌は、成人した大人と比較すると皮膚がとても敏感で、大人が2~3mmあるのに対して子どもはその2~3分の1程度の薄さの為、外部の刺激に弱く傷つきやすいのです。
また、乾燥もしやすい上に、汗も多くかく為、とてもデリケートなのです。ですから、子どもの肌には、より安全で安心なものを使ってあげると良いでしょう。
一見するとプルプルしていてスキンケアの必要がなさそうに見えますが、子どもの皮膚はおとなよりも薄くて皮脂の分泌量や保湿成分が少ないので外的刺激が入り込みやすい状態です。
これを補うためにもスキンケアは必須になります。化学物質が含まれるスキンケア用品は刺激が強く、肌荒れの原因にもなります。ベビー用品は安全と言いますが、あくまでも刺激が少ないと言うだけで、化学物質が含まれていないというわけではないので注意が必要です。さらに、ベビーパウダーも近年では毛穴を詰まらせると言うことで、産婦人科でも使用の中止を促しています。
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子ども用のスキンケア商品でも、香料、着色料、保存料、防腐剤、界面活性剤など合成添加物が含まれているものもあります。100%植物・天然由来の成分から生まれたオーガニックスキンケアを使用て下さい。しかし、植物アレルギーがある際には使用は控え、始めて使用する際には必ずパッチテストを行ってから使用しましょう。
子どもが着るもの、口に入れるもの、触れるもの、そして付けるものは化学物質が含まれていない、オーガニックを中心とした安全なものを与えるように心がけるといいでしょう。
しかし、好奇心旺盛な小さな子どもにとっては、家の中だけでも危険が沢山存在します。ここでは、赤ちゃんとの暮らしに便利な商品や事故防止の安全グッズもありますのでご紹介しておきましょう。
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ベビーゲート
ドアが無く、赤ちゃんにそこから先に進んで欲しくない場所に付けるのがベビーゲートです。危ないものは触らないということが分かる年頃まで使用します。
ゲートには、ネット式とドア・タイプとの2種類があります。ネットタイプはメッシュ状のフェンスになっていて赤ちゃんがぶつかっても痛くないようになっています。ドアタイプは、階段の上に付けるタイプとそれ以外の場所に付けるタイプに分けられます。
階段の上に付けるタイプは外れると危険な為、ビスを打ち込むようになっています。キッチンの入り口等は手を使わなくても開くタイプが便利です。よく出入りする場所なら90度開いたままの状態でも使えるタイプを選ぶと良いでしょう。
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ベビーサークル
赤ちゃんをサークルの中に入れておくことで、安心を確保することが可能です。しかし、充分にハイハイさせてあげることも大切ですので、入れたままには絶対にしないで下さい。布団等高さを確保できるものがある場合は、その上に立つことで高さが確保できてしまう為に、サークルを乗り越える危険性もあります。ですので、サークル内にいるから安心と、長時間目を離す様なことはしてはいけません。
種類としては、布製・木製・プラスチック製とありますが布製は拡張することができません。後の2つは、各商品専用の拡張パネルが売っているものであれば拡張することが可能です。しかし、一番は体に安全な素材で作られた木製のものを選ぶことをお奨めします。中には、嫌がる子もいますので、親も一緒にサークルの中で遊んで慣らしてあげましょう。
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プレイマット
赤ちゃんが床に頭をぶつけても痛くないように、またマンション住まい方の場合は階下の人に音が響かないという配慮からプレイマットを敷く人が多くいます。粗悪な商品の場合、綺麗にはまらずに隙間ができてしまい、そこに足を取られて転ぶ原因にもなる為に注意が必要です。
プレイマットの素材は、布・コルク・EVA素材と大きく3つありますが、EVA素材のマットを買う人が多いです。コルクとEVA素材の場合は、床暖房・ホットカーペットの上では使えませんので要注意です。こちらでも安全な自然素材を使用した布素材のものが一番安全と考えられます。
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サッシロック
窓のサッシに付けておくと、勝手にが開けて外に出られてしまったり、窓からの転落を防止することが可能です。サッシ以外にも応用できる為、洗面所の引き戸や押入のふすまなどにも利用できます。
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テーブルの角ガード等
テーブルの角でゴッツンコ!ということもありますので出来ればカバーしてあげた方がいいです。子どもの目の前で貼ると剥がされるので、こっそりつけておこことがポイントです。もし、テーブルを買い換えのある予定のある人は、角が丸くなっているタイプを選ぶと良いでしょう。
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コンセントカバー
コンセントカバーは、赤ちゃんがとがったものをコンセント穴に入れてしまい、感電する事がないように開発されたものです。埃が入らないので火災予防にも役立ちます。子どもは意外とコンセントに興味を持つ為、プラグの抜き差しをしたがるので、是非付けるようにしましょう。
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コンセントキャップ
使っていないコンセントに、赤ちゃんが指を入れようとしたり、棒を差し込んで感電したりしないように、コンセントキャップもできればつけておきましょう。
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引き出し用のストッパー
家の中には、意外とたくさんの引き出しがあります。引き出しの中に危険なものがあると大変です。ですので、赤ちゃんに開けられないようにストッパーをつけておくと良いでしょう。ストッパーには冷蔵庫専用・多目的用・開きドア専用ストッパー等があり、地震の扉飛び出し予防にも効果があります。
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ドアクッション
ドアロックがないドアの場合は、子どもが指を挟むことが無いようにドアクッションをつけておくと安心です。
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ヒーターガード
ヒーターを使用中に通風口に手をかざし、赤ちゃんが火傷することがないようにヒーターガードを使ってガードしましょう。
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扇風機カバー
最近では羽の無い扇風機や、手が触れると自動的に停止するタイプもありますが、通常のの扇風機の場合は隙間に指を入れてしまう危険がある為、カバーを付けましょう。
以上、必要に応じて安全グッズを使用し、お子さんと毎日安全に楽しく過ごせるように子どもの目線で生活の中を見直してみましょう。
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