現在、商品として国に登録されている除草剤の数はなんと1441件もあるといいます。除草剤は、1970年のベトナム戦争でアメリカ軍によって大量に散布された枯葉剤が改良されたものとしても有名です。ベトナムでは、現在も体に障害を持った子ども達が何人も生まれています。
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除草剤は毒液
世界一売上げを誇っている除草剤・ラウンドアップを製造するモンサント社は、悪しき企業として世界一有名な会社です。ラウンドアップはあらゆる植物の成長に必要なアミノ酸生成をストップさせてしまう作用があります。木であろうと草であろうと、あらゆるものをあっという間に枯らしてしまうのです。
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除草剤には強力な毒性があることが、様々な調査で報告されています。体内に取り込むことで癌や消化器疾患、糖尿病、心臓病、白血病、うつ病、自閉症、痴呆症、喘息、遺伝子変異。この他にも男性の性ホルモンを破壊す危険性、パーキンソン病、呼吸困難や下痢、嘔吐や麻痺等の様々な神経症状等々、様々な病気の発症に繋がります。さらに、この化学物質は体内に蓄積されていき、徐々に体をむしばんでいくのです。この他にも生態系への影響が問題にもなっています。
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家庭用も要注意
家庭で除草剤による事故は、特に子どもに発症するケースが数多く報告されています。
女子児童が学校で体調不良を訴え、登校が困難な状態になってしまったというケース。大人しい子どもが別人の様になり、集中力が欠如して暴れ、いきなり不可解な行動を取るようになったというケース。急に学力が低下し、体中に疹がでて、常に疲れきった様子になってしまったという症例。アレルギーが酷くなり、朝布団から出られなくなり会社勤めも困難になってしまったという症例。これら多くが家庭で除草剤が撒かれた後から起きていることがわかっています。
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除草剤は殺虫剤の400倍の毒性
通常、刈っても踏んでも枯れない生命力が強い雑草があっという間に枯れてしまうのですから、相当の猛毒を持っていることに疑いはありません。除草剤の毒性と殺虫剤の毒性を比べると、致死毒性で除草剤は殺虫剤の400倍前後、遅発性毒性で50万倍もあるのです。遅発性毒性は、長期間に渡り食品や魚を介して人間の身体に病気として出てきて影響がある毒性のことを言います。除草剤は一度使用すると、土壌の残留がとても長いことでも知られています。
この様な猛毒は、例え室外で使用しても、その家に住む人間に大きな影響を与えます。これはペットも同じです。ペット飼育の著書等にも庭でペットを飼う際には除草剤等は一切使用してはいけないという事がほぼ記載されています。
野外での使用は問題無いという概念を無くし、使用自体を一切行わなくする、危険な製品の購入は行わないようにする。これが、健康で安全な生活を続ける為には必要なことではないでしょうか。
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