ここまで、薬に頼らずに健康な生活を送る為にはどうすればよいかをお話させて頂いてきました。
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薬に頼らずに健康な生活を
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戦後以降の石油製品の流通により化学繊維の衣類を着ることでアトピー等の皮膚炎が増え、気密性の高い化学物質が多く使用された住居に住むことで喘息やアレルギーを引き起こし、食品添加物や農薬が大量に使用された食品、また糖分や塩分・脂分の高い味の濃い食品を日々食べ続けることで癌や糖尿病等の生活習慣病等を引き起こすきっかけに繋がります。さらに多くの電化製品による電磁波、車などの空気汚染、プラスティック製品による環境ホルモン、エアコンによる体の冷え等、生活が豊かになればなるほど、身の回りに物が溢れれば溢れるほどこういった多くのリスク要因を増やすことになってしまっているのです。
そして、近年では多くの人がストレスを抱え、忙しさから運動不足や睡眠不足になり、それを喫煙や飲酒で発散するというより病気を引き起こしやすくしてしまう悪循環になってしまっています。この何気ない日々の生活習慣が病気を作っている為、日ごろからの予防・改善が重要であり、一日一日を大切に過ごさなければなりません。自分の体を良く理解し、薬のリスクを知り、自然との平穏な共栄生活を送ることがより健康を作るのです。
世界の中でも日本は特に物資主義です。多くの物、多くの広告が身の回りに溢れています。海外では手に入らないような安価で便利な商品が数多く出回っています。その為に、物を大切に使う人が昔よりも少なくなってきていると言う現実もあります。簡単に廃棄をしてしまう為に、環境破壊を招きます。「こんな便利なものがこの値段であったら」という事を追求した日本独自の日本人ならではの製品は多くの人に喜ばれ消費されます。人への『おもてなし』を追求する反面で、その裏側で安価な商品を安い賃金で製造する国内外の工場の方々がいると言うことを忘れてはいけません。そして人間の利便性を考え追求するばかりではなく、環境への『おもてなし』をしていかなくてはいけません。
また、便利なサービスや合理性ばかりを考えることにより、人と接する機会が減りました。欲しい商品は自宅で手に入りますし、スーパーに行ってもセルフレジを通れば人と会話することなく買物を済ませることが出来てしまいます。人と接することでストレスを感じる場合もありかもしれません。しかし、人と接しなければ、逆に人の温かみに触れることもなくなるということです。海外では市場があり会話をして買物をします。また、値段がついていない為、毎度毎度値段を聞いて高尚しなければ買物が出来ない国もあります。このような日常の何気ない会話が人とのコミュニケーション能力を高め、人を思いやり人の温かさを知り、人間本来の生命力・生きる力を与えるのではないでしょうか。
利益を求めるあまり、全てが合理化され、農業も農薬等や化学肥料を使用して大量生産する事で、多くの病と環境破壊を招いています。日本古来のものはどんどん無くなり、文化や風土、古来からの綺麗な大自然が身の回りからどんどん減ってきているのです。人は生きているという概念以上に、生かされているという概念を持つ事が重要です。DNA・原子レベルでは自然も人間も同じものだそうです。つまり、自然を大切にする事は、人間を守ることと同じという事なのです。その為にはものに溢れた生活をするのではなく、危険なものは買わず使わず、最小限の安全なものを感謝をして使い、食すことが重要になります。
TPPや原発・戦争等、人体へリスクのあるものは声を出して反対する事は、自身の為にも、自身の祖先の為にも、そして環境と多くの人々の幸せの為にも必要な事です。メディアは収益を上げる為にスポンサーとなる会社や国の汚点は一切取り上げません。むしろこれはいいものだという様な宣伝を多くします。そのため、宣伝による日々の繰り返しで洗脳をされた多くの人たちが利益第一で人体に害のある商品を手にとってしまうのです。薬で健康という洗脳を無くし、「自身で知る」という習慣を付け、国やメディアに操られず真実を常に知ると言う姿勢とそれを人に広める行動が必要です。
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一人一人が国を変える行動を!
デポジット制や様々なリサイクル等で有名なエコ大国のドイツでは緑の党というエコロジー・反原発・反核・軍縮・反戦・人種差別撤廃・脱物質主義・多文化主義・消費者保護・参加型民主主義・フェミニズム・社会的弱者の人権などをテーマにした「新しい社会運動」の流れで結成が進んだ政治勢力が政界に進出しています。しかも、出身者の多くが市民運動家や一般の市民であり、既成政党の政治家出身者、労働運動や民主化運動の出身者などがそれに加わっている傾向があります。ヨーロッパ等ではこれら議員の政界への進出により、様々な環境問題や食の安全性等に良い影響を与えています。日本はまさに物質主義国家であり、今や憲法9条でさえ改正されようとしています。
日本もこのように市民目線に政治を進められるような一般市民からの議員が必要になるでしょう。全国の市区町村では3万議席あり、当選の倍率は1.21倍と言われていまれています。つまり、市民の事を強く思う若い世代の人々が立候補をする事で、現在のストレス社会を作り上げている日本を変えることが可能になります。未だに震災・原発による傷は残ったままです。被災地の復興、自分自身、そして周囲の大切な人々が健康で幸せな日々を守る為にも、自身の生活と社会情勢に目を向け、出来る事から一つずつ行動してみてはいかがでしょうか?
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