中国製を始めとしたプラスチックの玩具は危険というお話を以前にさせて頂きました。では、どの様な玩具が安心なのでしょうか?
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天然素材の玩具が安全
それは、天然素材の玩具を選ぶことが一番です。素材は、農薬や防虫処理や化学染料等の化学物質がされていない天然素材のもで、シンプルな仕上がりのものを選ぶと良いでしょう。そして、質の良いものを選び、大切に長く使う事がベストです。
日本の安全基準をクリアしたSTマークや、ヨーロッパの安全基準をクリアしたCEマークが付いた玩具であれば安全なのではないか?その様な意見も聞こえてきそうなので、ご説明をさせて頂きます。
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玩具の安全は自分で確かめて
これらの基準は、付いているだけでも何となく安心してしまいがちですが、STマークもCEマークもあくまで業界の自主検査であると考えておきましょう。日本に輸入される玩具は、民間の代行業者がその一部を検査するだけという実情があります。
本来であれば、国による検査を義務付け、さらに安全性を高める項目を増やし、それを消費者にオープンにする事が必要なのです。実際に、安全とされた玩具でも環境ホルモン等の危険な物質を含む玩具は数多くあります。玩具の安全は自分で確かめ、そしてご自身で納得したものを与える以外に、お子さんを守る方法はありません。
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知育玩具がお奨め
天然木の玩具は温かみがあり、お子さんが舐めてしまっても安全です。比較的シンプルなイメージがあるかと思いますが、最近では安全な自然染料で染められた綺麗な色をしたものも多くあります。また、その種類も様々です。特に天然木の知育玩具はお奨めです。
知育玩具は、幼児や児童の学習の手助けとなる玩具のことです。知育玩具というネーミングは少々硬苦しい響きがあり、幼児教育のために必要な教材というイメージがありますが、実はもっと広範囲の玩具を指しています。
生後2ヶ月位までの幼児に使う様な、動かすとガラガラ音の出る玩具も立派な知育玩具です。何でも口に入れて噛み始める3ヶ月位の幼児には、顎や歯茎等をサポートしながら噛む練習ができる玩具が良いでしょう。9ヶ月目位でつたい歩きができるようになれば手押し車等、1歳から1歳5ヶ月位になると積木等がお奨めです。いろんな知育玩具に興味を持ってもらい、沢山遊ぶことで感受性豊かで創造的な子どもに成長していきます。
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知育玩具は、安全・壊れない・一人でもみんなでも遊べる・ルールがない・世界中にあるといった特徴があります。積木は、抽象的なモノを具体的な積木の形や量や数によって想像することになり、論理的に物事を考える力が育ちます。違う形や多くのピースをバランスよく使いこなす能力が養われ、結果的にまとめる力や応用する力が身に付き、美的感覚も磨いてくれるのです。優しい木のぬくもりが感じられる積木は、幼児にやさしい知育玩具として最適だと思います。
近年では、国内でも天然木を使用し、化学薬品を使用しない玩具を作る小さな工房も増えているので、是非ご自身の納得のいく安全な玩具を与えるようにしましょう。
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