妊娠中の化粧品の使用は、胎児に影響が出る為に注意が必要です。多くの化粧品には、防腐剤や環境ホルモンを初めとする身体の内部に浸透して残留するような成分が配合されています。特に界面活性剤は奇形児の危険性も報告されている為、妊娠中の化粧品選びは慎重に行って下さい。
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妊娠中は胎児への影響を考えた化粧品選びを
妊娠中は胎児への影響を考え、ビタミンAやレチノールが含まれている化粧品は使わない方が懸命です。その理由は、妊婦はビタミンAを1日5000IU以上体内に入れてしまうと、催奇性のリスクが非常に高まってしまいます。
かつては、化粧品でビタミンAの配合量に厳しく規制がされていました。最近は、ビタミンAを高配合を売り物にしている化粧品がある為に、注意が必要となります。
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化粧品に含まれる化学薬品の中には、流産の危険性や胎児に喘息やアトピー等の様々な症状を発症させる危険性があります。また、ニキビ薬等に使用される抗生物質の中には胎児の発育を阻害するものが沢山あるので注意が必要です。
漢方やサプリメント、ビタミン剤も注意が必要です。ビタミンAやDは体外へ排出されにくい脂溶性ビタミンの為、これらにより過剰摂取すると胎内に蓄積されて胎児に影響が出てしまいます。
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一番胎児が影響を受けやすい時期とは
妊娠中、一番胎児が影響を受けやすい時期に付いてご紹介させて頂きます。脳・心臓・消化器・四肢等の原型ができるのは、妊娠5~8週目となります。月経異常の方の場合、妊娠しても2ヶ月程度では気づかないケースもあります。この時期は体が形成される時期の為、催奇性のリスクがあります。
妊娠も20週目(5ヶ月)になると安定期になり、この時期以降は発育不良が問題になります。しかし、男の子の場合には性器の発達が8ヶ月目まで必要な為、ホルモン系の薬剤には注意をしましょう。
妊婦中は、自分のオシャレよりも、子どもの生涯の健康に重点をおきましょう。その気持ちこそが、本当の意味での「綺麗」な母親なのではないでしょうか。
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