実年齢よりも若く見られた場合には「やった!」と心の中で叫んでいます。しかしながら、日頃の生活習慣が良くないと誰でも老けた印象になってしまうので注意が必要です。ここでは、老け顔になったりしてしまう生活習慣をご紹介し、それを改善する方法をアドバイスします。覚えておけば、実年齢よりも老けて見られることが少なくなり、むしろ若く見られることが多くなるかもしれません。
老けを作る生活習慣
老け顔になったりしてしまう生活習慣をいくつかに絞ってみると(1)生活が不規則(2)お肌の保湿ケア(3)外食やコンビニ食(4)ホルモンバランス(5)過度なダイエット(6)ビタミンAの摂りすぎ(7)喫煙(8)アルコールの摂りすぎ(9)冷たい飲みものに絞ることが可能です。
規則正しい生活を
1番目最初にあげさせていただくことは、生活が不規則という点です。皆さまの睡眠の質はどうでしょうか?良質な睡眠が取れているのか、それとも睡眠不足になってしまっているでしょうか?現代社会は転勤や配置転換など、新しい環境になった場合にストレスを感じて睡眠不足などによって睡眠の質が悪化しやすくなります。場合によっては不眠症に代表される睡眠障害になったりするかもしれません。24時間営業のコンビニ文化が定着したために、昼夜逆転現象になっている生活をしている人たちも増えています。メラトニンや成長ホルモンといったホルモン分泌が乱れてしまうと老けやすい体なってしまいます。
成長ホルモンはお肌の新陳代謝に大きく影響がありますから、アンチエイジングには不可欠です。深い睡眠をしているときに成長ホルモンは分泌されますから、睡眠の質が悪く眠りが浅い人たちや朝になってから眠りにつく人たちは早い段階から老けてしまうリスクがあります。睡眠の質を良くして深い眠りを確保するためには次の点に注意をしてください。(1)昼間に活発な活動をすること(2)スマートフォンなどのメールチェックは眠る3時間前までに終わっておくこと(3)朝日を浴びることによってメラトニンを正常に分泌させること(4)夜にカフェインを摂取しないこと――を心がけましょう。
肌の保湿は重用
第2番目は、お肌の保湿ケアが不充分で老けてしまうことです。お肌が乾燥してしまうとシワ・シミ・吹き出物・たるみなど、いろいろなお肌トラブルの原因になってしまいます。特に紫外線が一挙に増えてくる春になるとお肌の水分は奪われがちになります。夏は嫌が上でも紫外線対策をするのですが、春はついつい油断してしまい自覚症状がなくお肌の乾燥が深刻化していくケースが多いです。
スキンケアをせずに放置しておくとメイクのノリが悪くなったり、お肌のバリア機能が悪くなってアレルギーや花粉によってお肌がかゆくなったり、お肌のパワーそのものが低下して老けた印象になってしまいます。乾燥対策は油分が多いクリームを多く使えば良いということでもありません。水分とのバランスを意識して保湿してあげることが大切です。
どんなスキンケアをしても乾燥が改善しない人たちは、お肌の水分不足が原因の場合が多いです。水分保湿力の高さを考えると、コラーゲンやヒアルロン酸が思い浮かびますが、最新成分として話題になっているのが天然由来成分の<プロテオグリカン>です。これはヒアルロン酸の約130パーセントの保湿力があり、とても貴重な成分ともいわれています。
必要以上に油分が多すぎてしまうとメイクが崩れやすくなってしまいます。また、石油系合成界面活性剤を始めとした化学物質が含まれるメイク・スキン用品は肌にダメージを与え、アレルギー等の原因になるので安全なものを使用しましょう。保水力の高いアロエ化粧水等を手作りして使ってみてはどうでしょうか。
食事に気をつける
第3番目は、外食やコンビニ食が多いと老化が早まることです。腸は睡眠不足やストレスにより影響を受けやすい為、腸内環境を整えることにより太りにくい体を作ったり美肌や健康的な精神状態をキープできます。反対に腸を整えなければ、高いサプリメントや美容に気を付けても効果がでることはありません。腸に良い食事というのは<バランスがとれた食生活>をすることです。
近頃の食生活を見ていると、どうしても野菜や発酵食品が不足している傾向にありますから意識的に摂取することを心がけましょう。野菜といってもサラダとか野菜ジュースではあまり効果がありません。ドレッシングをかけたり保存料や塩分などの食品添加物が体に余計な負担をかけてしまう場合もあります。特に化学物質が多いコンビニエンスストアのお弁当は、普通の食事よりも肝臓に負担が大きくエイジングの原因になると指摘されています。
ホルモンバランスの乱れを防ぐ
第4番目はホルモンバランスが乱れて老けてしまうことです。だんだん歳をとってくるに従って、夜遊びをした翌日や海外旅行での時差ぼけなどの解消が遅くなったりします。これは女性には欠かせないホルモンバランスが乱れているからが理由です。ホルモンバランスが乱れると、お肌や髪の毛のトラブルが増えてきます。そしてウエスト周辺のくびれがなくなりバストが垂れてきたりすると一挙に老け感が漂います。
その理由はさまざまですが、仕事の多忙・気温差・睡眠不足・乳製品の過剰摂取など食生活の乱れなどがあげられます。その中でも特に体の冷えとホルモンバランスは密接な関係があるのでエイジング対策には冷え対策がキーワードになります。生地が薄く丈が短いスカートなどのファッションは夜になると肌寒くなります。そういったときにハイヒールを履いていると足の血行が悪くなってしまって、むくみや冷えの原因になるのです。ストールや羽織ものを用意しておき、いつでも寒さ対策ができるように準備しておきましょう。
ダイエットは危険
第5番目は、過度なダイエットによって老化が進むことです。特に女性は体重の増加がとても気になるのです。一挙に痩せようとして極端に食事を制限するようなダイエットをする人たちもいますが、とても危険です。栄養が偏ってしまいますし、摂取するカロリーが低下すると健康に悪影響があるだけでなくお肌にも影響がでてきます。特にお肌のたるみなどは、取り返しがつきませんからダイエットをする場合には十分に注意をしましょう。健康なお肌をキープしながらダイエットをするには月にマイナス2キロから3キロが理想ですのでそれを目標にしましょう。
過剰なビタミンAには気を付けて
第6番目は、ビタミンAの摂りすぎによって老けてしまうことです。最近では、不足しがちな栄養成分をサプリメントによって簡単に摂取できますから、特にビタミン系のサプリメントを飲んでいる人たちは多いのではないでしょうか?
しかし、必要以上にサプリメントを摂取すると体の中で分解しきれずに体調が悪くなる場合もありますから用量をしっかりと守りましょう。ビタミンAを1日に450グラム以上摂取してしまうとお肌が黄色くなってしまいます。妊婦の女性は胎児に影響が出てきますので特に注意をしましょう。ビタミン関係は野菜ジュースにも多量に含まれているので要注意です。
喫煙は悪影響
第7番目は、喫煙によって老け顔になるということです。喫煙習慣が体に悪影響があるのは、もはや常識になっていますが、なかなか禁煙できない人たちも多いですね。どうしても禁煙できないという人は酵素を豊富に含んだ食品を意識的に摂取するようにしてください。具体的には、バナナ・キウイ・セロリ・アボガド・ニンジン・キャベツなどです。
アルコールは控えめに
第8番目は、過度なアルコール摂取によって老化が進むことです。お酒やビールなどアルコールを飲んだ翌日は、顔がむくんでしまったりお肌が乾燥したりします。限度を超したアルコース摂取は体の水分を奪ってしまい、皮膚に炎症を引き起こす場合もあります。適量のお酒ならば<百薬の長>とも言われる位で良いのですが、どうしても少量で抑えるのは酒の席では難しいです。付き合いなどでアルコールを飲むようなシーンでは水を摂取しながら上手に調整しましょう。
冷たい飲み物に注意
第9番目は、冷たい飲み物ばかりを摂りすぎると老化に繋がることです。体を冷やすことは<万病の元>と言われます。特に夏場は冷たいものが欲しくなる季節で、当然体は冷えてしみます。体温が下がることはありませんから、なかなか実感がないでしょう。しかし、冷え性の人たちは冷たい飲み物を飲むと手足が冷たくなるのを感じているはずです。内臓を温めることはは、美肌を維持するためにも健康を維持するためにも大切なことです。
水を飲む場合でも、氷を入れずに常温で飲むような習慣を身につけましょう。はじめは美味しく感じないでしょうが、徐々に水の甘味がわかるようになり美味しくなります。砂糖も体を冷やしてしまいますから、砂糖多く入っているジュース類もできるだけ減らすように努力しましょう。
以上、老けてしまう生活習慣を紹介して改善させる方法やテクニックをご紹介しました。参考になる情報は、どんどんと取り入れてエイジング対策をしておきましょう。
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