年齢と共に髪にコシがなくなり細くなり、白髪も増えます。しかし、近年では若い人でもこれらの悩みを抱え、さらにフケや痒みや頭の臭いに悩まされるという人が増えてきているのです。特に近年では毎日しっかりシャンプーをしているのにもかかわらず、フケや臭いが酷くなってしまっている人が多くいるようです。今回はその原因と対策に付いてお話させて頂きます。
塩で洗髪するだけ!!毛髪ケアは塩洗髪で!!
大抵の人は、皮脂は不潔で臭いやフケの原因となり、毎日しっかりとシャンプーを使用して洗髪をしないと清潔でないと思いがちです。人によっては一日に二度もシャンプーをしているという方もいらっしゃいます。しかし、毎日の様に洗浄力の強いシャンプーで髪を洗う事により、健康な状態を保つ頭皮の常在菌までも洗い流してしまうことになっているのです。
さらに多くのシャンプーには両面活性剤や香料等の化学物質が多く含まれており、強力な洗浄力によって髪表面のキューティクルや地肌を傷付けてしまいます。それを繰り返し行う事で抜け毛やフケ、白髪などの原因を引き起こすことにもつながっているのです。
シャンプーによって頭皮の常在菌を洗い流してしまうと、免疫のバリアが壊されることで代わりに毒性の強い黄色ブドウ球菌や真菌(カビ)等が発生してしまう菌交代現象が起こり、様々な頭皮トラブルになってしまいます。
刺激の強いシャンプーで皮脂を取りすぎると、不足分を補う為に過剰に皮脂分泌が促進されてしまうのです。過剰分泌された皮脂は毛穴に詰り、酸化することで臭いの原因や毛穴つまりになって吹き出物の原因になってしまいます。つまり、髪のトラブルの大半がシャンプーによる影響と洗いすぎが原因と言えるのです。
シャンプーなしでも汚れは落ちる
大半の皮脂や汗等は、お湯に溶解する性質を持って入るため、シャンプーなしで温水シャワーでの洗い流でも充分に落とすことが可能です。たいていの汚れや皮脂はブラッシングと温水シャワーで落ちるのですが、垢などのたんぱく質汚れは熱で凝固してしまうので、たんぱく質を溶かす性質をもった「塩」を少しだけ入れた塩洗髪が効果的です。
塩洗髪では、タンパク質汚れを落とすものの、過剰に皮脂えお落とさない為に、健康な頭皮と毛髪を保つことが出来ます。そもそも皮脂は必要不可欠なもので、皮脂と汗が混ざり合って皮脂膜をつくり、そこに常在菌が棲み、健全な頭皮状態が保たれるのです。皮脂が毛根に詰まって臭いを発したり、抜け毛の原因になるということはありません。
髪と頭皮を傷付けない為、塩洗髪を行い始めて、臭いやフケや痒み、乾燥やバサ付きが軽減され、髪にコシが出て抜け毛が減ったという人は多くいます。
塩洗髪のやり方
では、塩洗髪のやり方をご紹介致しましょう。
最初はシャンプーなどで既に地肌が傷んだ状態であるために、なれるまではべたつきを感じる人も入るかもしれませんが、少しずつ通常の皮脂の過剰分泌は止まり健全な頭皮状態になりますのでご安心下さい。また、塩が浴槽に残るとサビの原因になるので、洗髪後はしっかりと周りもシャワーで洗い流しましょう。
基本的に整髪料は埃等の汚れを吸着させ、髪にも地肌にもダメージを与えますので、使用はやめましょう。使用した際の洗髪では、最初にしっかりと温水で流し、溜めたお湯の中でも軽く髪の表面を洗い整髪料が残らないようにしてから塩洗髪を行いましょう。万が一、髪をセットする場合には椿油を使用することをお薦めします。椿油は天然成分で髪に潤いをもたせます。
以上、髪や地肌、そしてお財布にも優しい塩洗髪をご紹介させて頂きました。
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