手作りコスメに使用する顔料、カラーラントなどのピグメントは、粒子が細かくて簡単に飛びやすいです。お部屋やキッチンが汚れないようにテーブルを新聞紙などで覆ってからはじめると後片付けも楽ちんです。使い古したタオルやキッチンペーパーがあれば、手についてしまったピグメントを拭き取れるので重宝しますし散らかりません。乳鉢などを使用して作る方法もあるのですが、ベーキングパウダーなどキッチンにあるもので手軽に作りましょう。
便利なリップグロスベースを使った手作りのリップグロスの作り方です。潤いのグロス感が、艶やか唇にしてくれます。
リップグロス作りの材料
まずは材料のご紹介をいたします。
●リップグロスベース 大さじ1弱(約15ml)
リップクリームや口紅は1個分の分量が少ないですから、まとめてリップグロスのベースを作っておくとすごく便利です。このリップグロスベースがあれば口紅やカラーリップなどを作るときはスプーンなどで分量を取り分けて電子レンジで溶かしてマイカやD&Cなどを加えて固めるとすぐに出来上がります。たくさんの色を同時に作るときやカラーリップが少しだけ作りたいときなどに便利なです。ぜひ常備しておいてください。後ほど作り方をご紹介いたします。
●D&C レッド 0.15ml計量スプーン 1
●酸化鉄 イエロー 0.15ml計量スプーン 1
●リップグロススティック 保存容器
<h4リップグロスの作り方
次に作り方をご紹介いたします。
【1】リップグロスベー スを計量して耐熱容器(小さいもので十分です)に入れて電子レンジまたは湯煎にかけて溶かしましょう。
【2】周囲が汚れないようにキッチンペーパーや新聞を敷き詰めて汚れの対策をします。その後<1>にD&Cと酸化鉄を加えます。
【3】よく混ぜ合わせて、ピグメントがダマになったら、すりつぶすようにして混ぜてください。かき混ぜているときに冷えて固まってきますから再度加熱して溶かし、よく混ぜ合わせてください。
【4】<3>で作ったものを温かいうちに、リップグロススティックに移しましょう。
【5】しばらくの間、放置して冷えて固まったら出来上がりです。
ベースには、まとめ作りしていたリップグロスベースを使うと、とても簡単に出来上がります。お洒落なケースに入れると見た目も素敵に仕上がりますし、落ち着いた雰囲気のコラル色のリップグロスになります。パール感を出したい場合は、上記のレシピにホワイトパールマイカを0.15計量スプーン1程度加えてみてましょう。色づけは、お好みの色のピグメントを使っていただいてOKです。はっきりと色付けしたいときは酸化鉄を少量加えてみて、鮮やかな色を出したいときはD&Cを少量加えるのがポイントです。
リップグロスベース作りの材料
リップグロスベースの作り方をご紹介しておきます。まずは、材料のご紹介です。出来上がり分量は、約50mlです。
●キャスターオイル:大さじ3 (45ml)
●キャンデリラワックス:小さじ1/4
●ビタミンEトコフェロールオイル:小さじ1/2
<h4リップグロスベースの作り方
次に、作り方をご紹介します。
【1】すべての材料を計量して耐熱容器に入れてください。
【2】湯煎または電子レンジにかけて、<1>のワックス類を溶かしましょう。電子レンジでやる場合は10秒ずつ様子を見ながらすると失敗しません。
【3】ワックス類が溶けたら、しっかりと混ぜてオイルとなじませてください。
【4】 しっかりと混ざったら保存容器に移して、そのまましばらく放置します。
【5】 温度が下がって冷えて固まったら出来上がりです。
このリップスティックベースは、1年間程度保存可ができますし、レシピの分量に沿って作ると、約50ml分出来上がりますが、だいたい半年ぐらいで使い切る量ではないでしょうか。リップにのせた時にプルンとなるイメージのリップグロスです。このリップグロスベースが好みの固さではない場合は再度湯煎や電子レンジで溶かして、オイルまたはワックスを加えて調節してみましょう。キャクターオイルを増やすと柔らかくなって、キャンデリラワックスを増やすと硬くなる特徴があります。
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