特に最近では、小さな子どもでさえ携帯電話を所持しています。防犯上や、送り迎え、様々な事情があり、携帯電話は便利さもありますが、持っているだけでも危険を伴ってしまうのです。
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携帯電話の電磁波は強力
携帯電話の電磁波は電子レンジと同じマイクロ波と同じカテゴリーに分類されています。電子レンジは「使用中に中をのぞかないように」「あまり近づかないように」と説明書にも記載されていると思います。
電磁波の影響を考える時に、携帯電話を使うことは電子レンジのスイッチを入れて電子レンジに頭をくっつけているのと同じことなのだそうです。電子レンジはものをあたためるのに使いますが、マイクロ波と呼ばれる電磁波を利用し、この電磁波はX線などの放射線と本質的に同じです。
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マイクロ波は人体を壊す
マイクロ波には、ものを温める性質があり発熱効果は白内障を引き起こすなど人体への悪影響が指摘されています。マイクロ波は子どもの頭蓋骨の大きさほどの中心部で高いエネルギーを集中させてしまうホットスポット効果もあり、携帯電話を利用する場合には電磁波が脳全体ではなく特定の一部分に集中して吸収されている可能性もあるのです。
動物実験では携帯電話の電磁波により細胞のダメージが遺伝子レベルで起こっているという証拠も出ています。遺伝子が傷付くことで発がん性が疑われます。また、脳腫瘍の発生率が、高くなるという研究結果も出ているようです。
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目に見えない電磁波は小さな子どもを滅ぼす
さらに、15歳未満の白血病の子ども約350人と健康な子ども約700人の家庭を調査した結果、一般の家庭の4倍以上の超低周波が出る家で暮らしている子どもは、白血病にかかる確率が2倍以上に増加する傾向があるということも判明しています。海外では「携帯電話を腰の付近に装着することによる精子の減少」「携帯電話の電波による脳血流量の上昇」等の研究結果も報告されているのです。
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世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は、携帯電話等の無線周波の電波を、発がんリスクで5段階中の3番目にあたる「グループ2B」に分類ました。それにより、イギリスでは2000年に16歳未満の子どもの携帯電話の使用制限を決め、スイスでは規制値を国際基準より厳格化しました。米国で発売された日本のある携帯電話メーカーの機種は、米国基準を超えていてリコールされたこともあります。
電磁波は目に見えるものではありません。そして、それを受けた直後に症状が発生する訳でもありません。体の小さな子どもの体や脳を、少しずつ蝕んでいきます。ですので、小さな子どもには携帯電話を所持させることは好ましいことではありません。どうしても必要という時にだけ、電波の状況を確認した上で比較的電波の弱いPHSを利用することがいいでしょう。
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