現在は日常に多くの電波が飛び交っています。それによって発生する電磁波が、子どもに影響をもたらしているという事をご存知でしょうか?日本では、電磁波問題に対する関心や予防原則の考え方が、未だに広まっていないことが実情です。
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電磁波で子どもが病気に!!
携帯基地局周辺に住む子どもたちを中心に行われた検査によると、子どもたちには鼻血・めまい・動悸といった健康被害が続出していることが判明しました。その被害は、基地局のアンテナが窓から見える2~3階の教室の児童や、基地局と自宅が近い児童ほど発生率が高くなっているという結果もでています。
携帯電話の電波は基地局を介してつながります。マンションやビルの屋上等、様々な所に設置されており、都心部では1.5~3キロに1本程度という割合で存在し、全国で7万基ほども立てられているのです。第3世代携帯は情報量を多くするため、周波数を従来よりも高く設定しているそうです。オランダでの研究では、この第三世代携帯基地局の電波を実験的に浴びせたところ、頭痛・吐き気・ちくちくする痛み等の反応が現れたことが発表されています。
危険なものは携帯基地局だけではありません。家のすぐ横にある約7キロボルトの電線も非常に危険です。これも数m以内の範囲では0.4マイクロテスラ以上あります。
この0.4マイクロテスラ(4ミリガウス)という数字ですが、これ以上の電磁波を受け続けることで小児自血病の発症が2~4倍ほど増えるということが判明しています。ちなみに0.4マイクロテスラ(4ミリガウス)というのは、高圧送電線から数十m、街路上の約6600ボルトの配電線から数mの磁界の強さに相当するのです。
その為、電柱の変圧器へと入るこの電線が、2階の部屋近くにある際には、住宅の中でもそのリスクを背負うことになります。特に妊婦や子どもは影響が出やすい為に、注意が必要です。
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妊婦や子どもは電磁波を避けて
高圧送電線が自宅や学校に走っていないかは、必ずその地で暮らす前に確認しましょう。日本の学校では、運動場の隅に送電線が立っているということは珍しくありません。ちなみに、スウェーデンでは電磁波の危険を配慮し、小学校や幼稚園の近くにある鉄塔の撤去や移転が行われています。
子どもは母親のお腹の中に胎児としている時から、電磁波の影響を受けてしまいます。アメリカでは13年間にも渡り、妊娠中の電磁波のばく露を測定し、出産・育児の過程で子供にどのような影響が出るかを追跡してきました。それによると、子どもの喘息が3.5倍、肥満が1.8倍増えるという結果が出ています。さらには、同じ母親グループで流産の影響を調べた論文でも流産リスクは1.8倍に増えていました。しかも、電磁波の影響を受けた妊婦は、調査母数の過半数に及んでいた事も判明しています。
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この様に、妊娠中から自身の子どもを電磁波から守ることが大切になります。では、具体的に妊婦や子育て中の母親はどんな対策をすればいいのでしょうか?
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家庭内は電磁波だらけ
家庭内には様々な電磁波が飛び交っています。これらの電磁波を発生させる物体から妊婦と子どもを1m以上遠ざけることが必須条件です。子どもや妊婦へ影響が懸念される家電製品は、携帯電話、IH調理器、電子レンジ、電気カーペット、ヘアドライヤー、蛍光灯です。
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危険な家電は配置を考えて
電気カーペットに座ったり寝転んだりすることで、数値が10マイクロテスラも跳ね上がることが判明しています。妊婦や子どもはその上に寝ころんだり座ったりすることを控え、必ず保温されて温かくなったことを確認した上でコンセントを抜いて余熱で温まるようにしましょう。これは電気毛布も同じ事がいえます。
IH調理器は、測定ポイント次第では国際ガイドラインにも抵触する、25~145ミリガウスというとんでもない結果が測定されています。ですので、ガスを利用するか、どうしても使用する場合は、1m以内には妊婦や子どもは立ち入らせないようにしましょう。
電子レンジは「使用中に中をのぞかないように」「あまり近づかないように」と説明書にも記載されていると思います。携帯電話の電磁波は、この電子レンジと同じマイクロ波と同じカテゴリーに分類されていますので、同様に注意が必要です。また、携帯電話やヘアドライヤーの使用は頭部からの距離がとても近い為に、より注意して取り扱うようにしましょう。
蛍光灯は50センチ以上離れて使用させるか、白熱灯に換えるなどの措置が有効です。この様に、ほとんどの家電は1m以上離れることで、0.4マイクロテスラ以下になります。そのことを頭にいれて家電等の配置を行うといいでしょう。
電磁波は、血液の働きが正常に行われなくなり、貧血や鼻出血、感染症などを起こしやすくなってしまいます。さらに、小児白血病の発症率や脳への影響が懸念されています。小児がんのうち一番多い約3分の1を占めているのが白血病です。白血病は血液中にがん細胞が発生し、それが増殖してしまう病気です。これらを防ぐ為にも、もう一度子どもの目線で家の中のものや配置を見直しましょう。
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