日本は大量の食品添加物消費国家として有名です。一人につき、年間の摂取量がなんと4キロを超えると言われています。数多くの食品添加物の中には、日本では許可されていて、海外では無認可の食品添加物があります。他の諸外国では猛毒性・毒性症状の為に食品として使用するのは好ましくないと判断しているものでさえ、日本では未だに使用を認可しているものが数多くあるのが現状です。
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食品添加物消費国家・日本の現状
食品添加物の定義や規制は、国によって異なります。日本では、食品衛生法により食品添加物のルールが定められ、「指定添加物」「既存添加物」「天然香料」「一般食品添加物」の4種類に分類されています。2007年のデータによると、指定添加物:約400種類、既存添加物:約400種類、天然香料:約600種類、一般飲料物添加物:約100種類、つまり日本の食品添加物数の合計は約1500種類にもあるのです。
また、国で認可されている化学合成添加物を国別で比較したデータでは、日本は351品目、アメリカが133品目、ドイツが64品目、フランスが32品目、イギリスが21品目と遥かに数字が大きいことがわかります。もちろんアメリカでも日本同様に食品添加物のルールが複雑です。その為、GRAS物質(一般に安全と認められる物質:Generally Recognized As Safe)等の項目を含めるかどうかでも数字が変わってきてしまうので、一概に日本がすべてにおいて添加物を最も消費しているということではありませんが、日本の消費がいかに多いかがご理解頂けるかと思います。
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日本だけしか許可されていない危険な食品添加物
日本だけしか許可されていない劇物または劇物に近い薬品と食品添加物を下記にあげさせて頂きます。
・デヒドロ酢酸ナトリウム
・ニコチン酸アミド
・亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム
・過酸化ベイゾル、臭素酸カリウム
・過酸化水素
・食用赤色102号、104号、106号
・銅クロロフィリンナトリウム
・硫酸銅
この他にも着色料の赤色40号はEU諸国では認可されていなかったり、米国では甘味料のステピアは無認可で、かんきつ類に使用され防カビ剤のOPPやTBZは米国内では使用禁止ですが、輸出用としては認められており、日本の食卓に並びます。「日本だけで使用されている食品添加物」ではなく、「どこかの国で禁止されており、日本は使用されている食品添加物」であれば、その種類は膨大です。
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添加物の基準は国によって異なります。しかし、この食品添加物消費国家の中で生まれそだった私たちだからこそ、知識を身につけて摂取を減らすという事に努め、自身や家族の体と健康を守っていかなくては行けません。
国によって数が違うのにびっくりしました