ここでは、代表的な食品添加物の種類と用途例をいくつかあげさせて頂ければと思います。
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身近な食品に使用される添加物の種類と用途
■甘味料 br>
アスパムテールやサッカリンナトリウム、キシリトール等があり、食品を甘くする砂糖の代わりとしてダイエット甘味料・ガム・アイスクリーム・菓子類・清涼飲料水等に使用されています。
■着色料 br>
赤色2号、モナスカス、クチナシ色素(黄、赤、青)等があり、食品に色を着けて色調をととのえる為に使用されます。使用されているものは、焼き菓子・ソーセージ・ハム・桜エビ・漬け物・清涼飲料水等多くのものに含まれている添加物です。
■保存料 br>
ソルビン酸ナトリウム(ソルビン酸塩)、ソルビン酸カリウムや安息香酸ナトリウム等で、かびや細菌が増えるのを抑える為、あん・味噌・ジャム・佃煮・漬物・ハムやソーセージなどの肉魚介類加工錬り食品等に使用されます。
■安定剤 br>
カラギーナンやトラガントガム等があり、食品を作ったときの状態で保持させる為に安定化の目的で使用される添加物です。スープ・ドレッシング・しゃぶしゃぶのタレ・デザート食品・ゼリー・乳飲料・果実飲料等、食品に粘性やトロミをつける効果があります。
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まだまだある食品添加物の種類
■酸化防止剤 br>
BHAやビタミンE等があり、日本ではパーム油のみに使用が許され食品の酸化を抑える長く保存できるようにするために使用されています。
■漂白剤 br>
亜塩素酸ナトリウムや亜硫酸ナトリウムで食品を白くしてきれいにみせる役割を果たします。水産錬り製品・麺類・フキ・ぶどう・桃等に不正使用される事があります。
■香料 br>
オレンジ香料やバニリン、酢酸イソアミル等があり食品に香りをつけるためにあらゆるものに使用されます。
■防かび剤 br>
OPPは米国等から輸入されるレモン・グレープフルーツ・オレンジ等の腐敗やカビ発生を防止するために果実の表面に塗られます。TBZは輸入柑橘類やバナナの防カビの為に使われ、柑橘類はワックスと混ぜて塗られバナナはスプレーか溶液に漬けられることが多いです。
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■乳化剤 br>
プロビレングリコール(PG)やポリエチレングリコール、大豆レシチンやグリセリン脂肪酸エステル等があり、水と油が均一に混ざるようにする為に使われ、イカの薫製・餃子やシュウマイの皮・うどん・中華麺等に使用されます。
■調味料 br>
L−グルタミン酸ナトリウムやタウリン(抽出物)等があり、食品にうま味などを与えて味をととのえる目的で使用されます。「アミノ酸等」と表示されている場合は複数の調味料が使われているということです。
■発色剤 br>
亜硝酸ナトリウムやシェラック、パラフィンワックス等があり、食品に光沢を与え、たらこ・イクラ・ベーコン・ウィンナー・ハムなど黒ずみを防ぎ、ピンク色を保つためにも使用されます。
この他にも糊料や結着剤、膨張剤やpH調整剤、酸味料や苦味料等があります。
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