毎年この時期、つらい花粉症に悩んでいる方も少なくないはずです。「自分は花粉症じゃないから・・・」とこれまで何ともなかったから安心と思っていても花粉症は誰でも発症する恐れがあるのです。花粉症は近代になって急激に増加傾向があり、日本人のおよそ30%の方が花粉症に悩んでいるといわれ、13歳以上ですと、65%にも上がるそうです。また、花粉症対策をしている方は4割弱ほどしかいないのが現状です。
今回は花粉症対策方法についてご紹介させて頂きます。
マスク
マスクをすることで、花粉の侵入を大幅にブロックすることができます。しかし、市販の不織布マスクを着けると、繊維が合わない、摩擦などで肌荒れの原因にもなってしまいます。オーガニックコットンのマスクですと、肌に優しいので肌荒れを防ぎ、花粉症対策にも効果的です。
室内に花粉を入れない
一日の中で最も多く過ごす家の中に花粉が入り込んでしまってはせっかく外で花粉症対策をしても効果がなくなってしまいます。こまめな掃除や加湿器を使うなどが効果的です。
部屋の換気をしたい場合は、窓を全開にせず少しだけ開け、網戸やレースのカーテンで花粉の侵入を防ぐことが大切です。換気のタイミングは比較的花粉の飛散量が少ない早朝がオススメです。
また、花粉を持ち帰らないことも大切です。外出するとどうしても衣類には花粉が付着してしまうものです。その状態のまま室内に入ってしまうと、まるごと花粉を侵入させてしまうことになります。それを防ぐ為にも、まず玄関にコートをかけられるスペースを作り、玄関に入る前にコートの花粉を払い落とし、脱いだ後はそのまま玄関にかけておきます。ウールやフリース、ファーなどは花粉が付着しやすいので気を付けましょう。
ハーブティー
ハーブには、抗アレルギー作用や抗ヒスタミン作用をもつものがあり、ハーブティーを飲むことで花粉症対策をすることができます。
ペパーミント・・・スーッとした爽やかな香りで、後味もさっぱりしています。ペパーミントに含まれるミントポリフェノールが、特にスギ花粉による鼻粘膜の晴れの改善によいとされ、鼻詰まりをしている時は特にオススメです。また、眠気や口臭、頭痛にも効能のあるハーブです。しかし、母乳が出にくくなるとも言われており、妊娠中や出産後は注意が必要です。
ネトル・・・花粉症対策のハーブはこれというくらい有名なハーブです。花粉症だけでなく、喘息や感染症対策にも効果があり、鉄分やビタミンなどの栄養も豊富で、血行促進の効果もあります。体調が優れない時やケガをした時、元気になりたい時などにオススメです。妊娠中や小さいお子様は使用を避けてください。
アイブライト・・・目が痒い症状が出る場合には、アイブライトがオススメです。古くから目のあらゆる疾病に有効なハーブとして認識され、ロシアの民間療法でも疲れ目の治療薬として利用されていました。飲んでも効果がありますが、アイブライトの浸出液をコットンなどに含ませて閉じた目の上に湿布のように張り付けても効果があります。さらに、鼻水を抑制する効果もありますし、視力低下を抑制する効果もあると言われており、デスクワークなどで疲れ目に悩んでいる方にもオススメです。
アロマオイル
ティーツリー・・・花粉症だけでなく、喉の不調や強い殺菌消毒作用、免疫活性作用にも効果があります。
マートル・・・鼻水や鼻詰まりの呼吸器系のトラブルに効果的です。また、抗菌、抗ウイルス作用もあり、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にも役立ちます。
フランキンセンス・・・肺を浄化する働きがあり、喘息や気管支炎、花粉症やインフルエンザのカタル症状(鼻水や充血)などの呼吸器系の障害に効果があります。
これらのアロマオイルの他に、ユーカリ、ペパーミント、カユプテ、ティーツリー、ラベンダーを使用し、保存料・着色料・合成香料を使用していない携帯用スプレーもあります。
花粉症のピークは過ぎましたが、関東では花粉の飛散量が多い所があります。スギ花粉は4月下旬頃までとされていますが、ヒノキ花粉は6月初旬頃までとされています。
ぜひこちらの対策法を参考にしていただき、花粉症対策を心掛けましょう。
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