最近は美容鍼だけではなくて、健康になることを目的としての鍼治療を受ける女性たちも多く見られるようになりました。もともと鍼治療は、中国医学から発祥したものです。皮膚や筋肉などに針で直接刺激を与えていろいろな症状を緩和してくれる独特な施術方法です。日本国内では、医師や国家資格である免許を持つ人だけが施術できます。
美容に良い鍼が大注目
お肌のシワとかほうれい線ができてしまう原因となっているのは、コラーゲンが減ってしまうことと、弾力線維であるエラスチンが変性する事が原因とされています。加齢により少しずつ体内のコンディションが変化してくることによる自然現象なのです。
自然現象ではあるのですが、綺麗は弾力性のあるハリのあるお肌をキープしたいという事は女性の大半が思うのではないでしょうか。美容鍼を受けることにでコラーゲンを活性化でき、エラスチンの変性を抑制・解消し、肌を良い状態に保つことができるのです。
特にシワができやすいのが前頭筋と眼輪筋、ほうれい線ができてしまう口輪筋です。これらの皮下組織に針を指して刺激することによってエイジングケアができます。
従来のプチ整形では、コラーゲンをシワやほうれい線い注入する方法でした。けれども注入したコラーゲンは体内に吸収されてしまい、その状態を維持できるのは一定期間だけという大きな欠点があったのです。
美容鍼は元来、体内のコラーゲンを活性化させることによって増やす方法ですから長期間の持続が期待でき、これも人気の秘密になっています。
健康にも良い鍼治療
鍼治療の健康上の効果としましては、内臓の機能を活性化させて水分代謝を高めてくれることです。そして血行を促進し、ホルモンバランスの調整にも効果があります。体の機能が正常に作用することによって、シミ・ニキビ・肌荒れなどの悩みもなくなってきます。
これまで、鍼治療を聞くとどことなく<年寄り臭い>という印象が強くありました。ですが最近は内装もお洒落になり、ちょっとしたリラクゼーションサロンの趣きがある治療院なども少なくありません。鍼治療は、悪い箇所のツボに対してピンポイントで鍼を指して刺激をして、人間の体本来が持っている調整力や回復力を強くさせる治療方法です。
例えば、腰痛とか肩こりなどは血行不良が引き金になって慢性化している場合が多いのです。それを改善させるためには、血行を良くしてあげることが有効です。血行を良くするためにツボに鍼を刺して、わずかな傷をつけて体の回復力を促す……言ってみれば自然治癒力を利用した施術方法です。
鍼と灸
現在では鍼と同時に<灸(きゅう)>を施術する人たちも多いです。技術が進歩して跡がつかないお灸が利用されいますから、若い女性たちでも特に抵抗感もなく施術を受けています。もともとが効果が認められている針灸治療なので、跡がつくというデメリットがなくなって、若い女性からも指示されるようになり人気になっているのでしょう。
では、鍼と灸はどちらの方が効果があるのでしょうか?これは一概に言えず、個人差があるので試してみて合う合わないで使い分けをするしかなさそうです。鍼治療が効いていた人でも体調によって針が上手く入らないような場合もあるようです。そんな時には、その部分だけお灸をしてもらうという方法もあります。
鍼治療は国家試験に合格した人でないと施術ができないですが、お灸は免許など不要です。自宅で自分でされる人たちも増えてきているようです。
以上、鍼治療の説明と美容面でのメリットをご説明しました。手軽で身近になった鍼灸治療ですが、全身マッサージやアロマボディーセラピーやフットセラピーなども同時できるような複合サロンなんかもあります。まるでエステに行くような感覚で鍼灸を施術してもらう時代になってきているようです。
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