前回は危険な食べ物を取り上げていましたが、今回もまだまだある危険な食べ物をご紹介いたします。
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実は危険な調味料
■白砂糖 br>
砂糖を摂り過ぎると、虫歯・ビタミンB1不足・カルシウム不足・血液中に中性脂肪が増えることによる肥満や動脈硬化となります。また、過剰摂取により週聴力低下等を招く事も報告されているので注意が必要です。
■化学塩 br>
自然塩との大きな違いはミネラル分の違いではないでしょうか。化学塩と天然塩に付いては様々な議論がなされており、ここでは割愛させて頂きますが、過剰な摂取は高血圧や肝・腎疾患などの原因になりますので注意が必要です。また、減塩系の食品が安全と考える人がいますが、食品添加物や代謝等の関係でより人体にリスクを与える危険性がある為に摂取しない様にしましょう。
■油 br>
ヘキサン・ベンジン等による薬剤抽出・脱臭や漂白・高熱処理・水素添加により酸化しトランス脂肪酸に代わります。トランス脂肪酸は冠状動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)の危険因子になり、米国ではトランス脂肪酸有量が義務付け、マーガリンやショートニングの使用制限がありますが日本は規制がありません。
■マーガリン br>
マーガリンは,脂肪分子に水素原子を加えることにより、シス型脂肪酸の結合がトランス型脂肪酸に変形されたもので、その結果融点が上がり室温において固体を維持するようにしたものです。水素添加脂肪の典型であるマーガリンは、常温に放置しても長時間カビも生えないし虫などにも食べられることから、もはや食品と呼べないものとされています。トランス型脂肪は自然には存在しないため身体の内部ではシス型脂肪と同じように対応しようとしますが、その処理がうまく行かずに毒物として作用したり、細胞膜や他の場所に蓄積されるという本来起こりえないことが起こり、さまざまな障害が出てしまう原因となっています。
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飲み物にも要注意
■飲料水 br>
水道水で問題になっているのはトリハロメタンで、発癌性だけでなく、環境ホルモンの疑いもあります。揮発性の為、煮沸すれば蒸発してしまいますから、沸騰したらやかんの蓋を取って5分以上沸かすことです。「5分以上」というのは水道水に残留塩素が多いとトリハロメタンは沸点で一旦数倍にも増えてしまうからです。それから揮発して減っていくため、5分以上の煮沸が必要というわけです。
■牛乳 br>
ダイオキシンの不安があります。ダイオキシンは1度体に入ると、なかなか排出されず唯一身体の外に出やすいのが母乳だと言われています。
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加工品では無くても危険
■肉 br>
アメリカ産/カナダ産は穀物飼育牛肉と牧草肥育牛肉の二種類に分けられ脂肪の色が白いのが特徴です。オーストラリア産/ニュージランド産は牧草肥育で、脂肪の色が黄色なのが特徴です。抗菌性物質や女性ホルモン、さらにBSE問題があります。一般に「狂牛病」の名前で知られているBSE(牛海綿状脳症)は、身体の中にあるプリオンというたんぱく質が何らかの理由で異常な形に変化したときに発生すると考えられています。BSEの潜伏期間は、牛で2年から8年といわれ、日本でも2001年にBSEの疑いがある乳牛が発見されました。牛がBSEにかかる主な原因は、飼料中の肉骨粉と考えられ1996年英国はBSEに感染した牛の肉を食べると人間にも感染する可能性があることを公式に認めています。
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■魚 br>
魚は、(1)回遊魚(2)近海魚(3)養殖魚と分けると、最も安全なのは回遊魚です。群れをつくって、季節ごとにかなりの広い範囲を移動する魚で一か所にとどまっていないので、化学汚染物質の心配が少なくなります。近海魚は様々な化学汚染物質の危険性が危惧されています。工場などから排出された水銀が海を汚し有機水銀となって魚を汚染している場合があり脳神経系の障害や胎児などへの不安が大きくなり公害病と認定された水俣病が例として挙げられます。
陸地で使うことを禁止された有機塩素系農薬もいまだに魚に影響を与えており近海魚が河口付近のヘドロに汚染された水を飲み有害物質を腸にため込みます。この魚が人間の身体に入ると、発癌性や遺伝毒性の不安があります。船底塗料や漁網に使われる有機ガス化合物が海のヘドロに蓄積して魚を汚染している不安もあり、これらの物質は、胃腸障害・中枢神経系の障害・皮膚障害の原因になるとの報告があります。環境ホルモンのダイオキシンによる汚染もあり、ダイオキシンが人間の身体に入るルートは9割以上が食べ物からと言われそのうちの60%は魚介類を通じて人の体に入ってくるというデータもあるのです。
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