日本ではあまり電磁波の危険性が取り正されていないことが現状ですが、欧米では電磁波防護基準の法制化がなされ、電磁波測定方法の規格化が進められています。それほどに電磁波に対する人体への影響を危惧しているということです。その電磁波の危険性に付いて、お話をさせて頂きます。
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電磁波で小児白血病やがんの発生率が増加
1987年の米国サビッツ博士の疫学的研究では「2mG(ミリガウス)以上の磁場で小児白血病が1.93倍、小児筋肉腫瘍3.26倍」という結果が報告されました。1992年に行われた、スウェーデンのカロリンスカ研究所を中心とした大規模な疫学調査の結果では、北欧3国集計で「2mG以上の磁場で小児白血病が2.1倍、小児脳腫瘍1.5倍」との調査結果が発表されています。低レベルでも電磁波にさらされることにより、小児白血病やがんの発生率が増加する可能性が指摘され大きな反響を呼びました。
すでに日本でもかなりの電磁波過敏症の方がいるようです。電磁波過敏症の人々は、電車にも乗れず日常生活に支障をきたしていると聞きます。最近、アメリカでも化学物質過敏症と並んで患者の数が増大しているそうです。
磁波を一定量浴びてしまうことで、まわりの景色が見えにくくなったり、目に痛みを感じます。その後は、皮膚や頭痛の症状があらわれ、ひどいときには呼吸困難や手足の麻痺などに悩まされることになってしまうのです。自覚症状を訴える人は、眼球がなめらかに動かなず、瞳孔の調整がうまくできないといった中枢神経や自律神経の障害が起きている割合が高いそうです。
また、脳の血流量が大きく減るという検査報告もあります。この場合は、患者の脳機能に一部障害が発生しているということになります。
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妊婦や子どもは要注意
電磁波は、特に妊婦や小さなお子さんに注意が必要です。小児がんや小児白血病、学習障害や睡眠障害、先天性異常や流早産等があると言われています。
米国のカイサー財団研究所は、強い電磁波を浴びていると、流産や子供の先天性異常を引き起こす可能性が高くなるとの研究結果を公表しました。強い電磁波を浴びていた胎児が流産する危険性は通常の2倍になり、妊娠初期(10週以内)では6倍になるという結果もあります。
1995年に米国のデクン・リー博士が行った調査では、子どもができにくかった母親の場合、電気毛布を使っていると、尿道下裂等の泌尿器異常の発生率が4倍になり、妊娠3ヶ月以内では10倍になったという報告もされています。また、イギリスでは携帯電話のマイクロ波が脳腫瘍など障害の危険性がある為、16歳以下の子どもは携帯電話の使用を控えるよう勧告がされているのです。
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この様に、電磁波には人体へのリスクがとても懸念されます。自分自身や自分の子どもをを守る為にも、より電磁波の危険性を認知することが防止する為には必要です。
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