インターネット社会では、デスクワークの比率が大きくなります。座りっぱなしは、心臓病や肥満の原因になったりしますし、当然運動不足にもなります。
座りっぱなしでは身体への負荷もかかります。同じ姿勢を取っていると運動をしませんから肥満になってしまいます。座りっぱなしによって引きおこされる症状があります。最近の研究では心臓病にかかる確率も高いと指摘されています。
座りっぱなしはリスクが沢山
英国保健省は、国民の運動不足や肥満を解消し健康を向上させることを目的に、オフィスワーカーを対象として<職場でできる運動のガイドライン>を作成したようです。
英国保健省が推奨する<最低30分間を1週間のうち5日>という運動をしている成人は、国民全体のわずか3分の1という英国は、国民の約60パーセントが肥満とされ、2050年には約90パーセントの国民が肥満になると警鐘を鳴らしています。
この<職場で運動ガイドライン>には、●エレベーターよりの階段を使いましょう●自転車通勤や徒歩通勤をしましょう●ランニング・ウォーキング・サイクリング……という定番の内容から●芝刈りをしましょう●同僚へのメッセージは、メールより直接でデスクへ行って会う……などユニークなものもあります。
注目したいのは<30分から40分に1回は立ち上がり、座りっぱなしにブレイクを入れること>という項目です。<職場で運動ガイドライン>の策定に関わった、ラフバラ大学スポーツ運動健康科学学部のフィオナ・ブル教授によりますと、座った姿勢だけで長時間過ごすことは、健康上の問題を引き起こす可能性があると問題提起しています。それを予防するために30分から40分に1回は立ち上がることを勧めているのです。
一日6時間以上は危険
最近の研究によると、「一日中座りっぱなしのオフィスワーカーは、たとえ定期的に運動していても、心臓病で死亡する可能性が高い」という結果が出ていますので注意が必要です。カナダの研究では、一日6時間以上座っている女性はそうでない女性と比較すると心臓病やがんの死亡率が40パーセントも高いと報告されているのです。
立ち上がるだけでは、大したカロリー消費につながらないと思われるかもしれません。しかしながら、立ち上がることだけでも一時的に心拍数が上昇します。そのことが、心臓病や糖尿病を予防するだけでなく、美の大敵である肥満のリスクを低下させてくれます。座りっぱなしは恐いと実感されたら、ぜひ30分ごとに立ち上がってみてください。
これ以外の、座りっぱなし姿勢の対応策・お薦めの方法をご紹介します。
座りっぱなしへの対応策
まずはスタンディングデスクを使うことです。座っている状態は、背骨の形と筋肉に不均衡な力を与え、座っている時間が長い人は死亡率が高いという調査結果も耳にするようになりました。立って仕事をすることは、ちょっとしたダイエットにもなりますし集中力が高まるという話題もあるのです。少し立ち上がって姿勢を変えて仕事ができたら気持ちがいいので、気分転換にもなります。
次にストレッチですが、休憩を兼ねてストレッチをすることによって筋肉がほぐれてスッキリとしますのでお試しください。道具も特に不要ですから気軽にできるのもメリットです。
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