こどもの病気だとばかり思っていたアトピー性皮膚炎ですが、おとなのアトピーも急増しています。ここでは、おとなのアトピー性皮膚炎の原因と症状・対応策をご紹介しましょう。
おとなのアトピーの原因
おとなのアトピー性皮膚炎にかかる人は、一般的にお肌が弱く、様々なアレルゲンに対する抵抗力が低いという特徴があります。刺激に対して抵抗力が低い為に、少しの刺激でもお肌への負担が大きくなってしまい、それに伴い皮膚の炎症やかゆみを感じるようになってしまいます。アトピーはとても辛い病気です。「なぜ自分が・・・」と思うこともありかもしれません。しかし、ご自身とご自身の体を決してせめてはいけません。
そもそも、近年の社会には利便性や利益を第一に考え、通常の生物・人間の生活には不必要であったり、あってはならないようなものがあまりにも多くなりすぎています。そして日常的に様々なメディア媒体を介し、それらがとても良くて必要なものだというすり込み・洗脳が無意識のうちにされてしまいます。その結果、通常、この世界には存在しえなかったケミカルな物を大量に使うことになっているのです。その様な毎日を繰り返していればどの様な人でも何らかしらの影響が出るはずです。
化学調味料や飽和脂肪酸が大量に含まれる食事、化学物質や石油が含まれる日用品や衣類、これらを毎日毎日使用続けることで、人間の体に負荷をかけていくのです。その為、年々癌やアレルギー等の様々な病気で苦しむ人が多くなっています。それはどの様なデータを見ても明らかです。
おとなのアトピーはまさに今までの日常生活で溜め込んできたこれらの要因を変えてほしいと言う、体からご自身へのシグナルです。言わばアトピーは黄色信号を発して、今の生活を変えてほしいと言うことを発信しているのです。現時点で何もないという人でも、10年度、ひょっとしたら1年後にはどうなっているかわかりません。実施に、肌が強いと言っていて、ある時を境にアレルギーで苦しみだした人たちが多く存在しているのです。
欧米化した脂や糖分の多い食生活、偏ったバランスで化学調味料まみれの外食、臭いの強い保存が何年もきくスキンケア用品、プラスティックや化学繊維でできたリーズナブルな衣類や日用品、熱もあっという間に下げ感覚が麻痺してしまう薬剤等々、自然物から考えると違和感を感じるものに自分自身の生活がどっぷりと浸かってしまっていることがわかると思います。
転居した後にアトピー性皮膚炎にかかってしまったというケースならば、住宅建材に含まれている化学物質が原因となっていることもあります。これらはあまりにも当然の様に存在する為、毎日を過ごす中で自身では気付かずに過ごしてしまうものばかりなのです。
女性のアトピーは
女性のアトピー性皮膚炎の場合は、妊娠や出産によるホルモンバランスが崩れや体質が変わったことに起因し、その過敏になっているタイミングで日常的に使用してきた化粧品や洗剤等の影響が出ることが多くあるので注意しましょう。
普段から使用しているものでも、少し体調を崩した時などに体の免疫が下がると、突然拒絶反応が出るケースが多くあります。また、お子様のアトピーもその親御さんの生活が大きく関わっています。ご自身とお子様を守るためにも、体の内側と外側の両面から体質改善をしていくことが不可欠です。
アトピーの改善方法
次に、アトピー性皮膚炎の改善方法について解説いたします。アトピー性皮膚炎の人達のお肌は乾燥しがちになりますので、この乾燥を防ぐためには保湿が必要です。自然な状態で水分を吸収しましょう。水分補給していく機能が低下していますから、乾燥対策には保湿することが一番の対策になります。そして、アトピー性皮膚炎の人達は防御(バリア)機能も低下していますので、お肌を清潔に保ち、菌を寄せ付けないようにしておきたいですね。
アトピー性皮膚炎以外のアレルギー性疾患と同様に、アトピー性皮膚炎の人達のお肌にはダニやほこりといったハウスダストも悪い影響があります。ハウスダストは、家中のあちらこちらに潜んでいますから、綺麗に掃除しておくことも大切ですが、それと同時にフローリングのお部屋より、ほこりが舞うことがない和室のほうが良いでしょう。最近の畳は化学物質を多く含まれるものがある為、天然い草を使用したノンケミカルな畳が安全です。そして、乾燥させることが難しいベッドよりも毎日干せる布団に変え、換気をしっかりと行いましょう。
衣類や靴も蒸れやすい化学繊維や革製品よちも天然素材のものを選び、。汗をかいたらきちんと拭いて清潔に保つケアも必要です。その場合のタオルや入浴時に使用する石けんやシャンプーといったものも、刺激の少ない安心できるオーガニックなものを選びたいです。こちらの記事でもご紹介させて頂いていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
以上、おとなのアトピー性皮膚炎の原因と症状・対応策をご紹介しました。できることから改善して、アトピー性皮膚炎に負けない身体を作りましょう。
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