近年になり、ようやくシックハウスという実態を知るという人が少しずつ増えてきました。その背景には、シックハウス症候群が発祥するという人がそれだけ増えてきていることがあげられます。自身や、周囲の人間が発症して、そこで始めて化学物質の恐ろしさに気が付くのです。
また、2003年7月に建築基準法に基づく「シックハウス法」が制定されたことも、認知されるようになった原因と考えられます。これにより、以前は全く規制のなかった化学物質の使用が初めて制限されるようになりました。ここであげられた13の化学物質は、やはりそれだけ危険度が高いと考えられます。
家の中には危険物質であふれかえっています。そこで今回は、「シックハウス法」によって規制されているこの化学物質と、それらが使用されている用途に付いてご紹介させて頂きます。
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シックハウス法規制の化学物質とその用途
【ホルムアルデヒド】 br>
合板、パーティクルボード、壁紙用接着剤等に用いられるユリア系、メラミン系、フェノール系等の合成樹脂、接着剤、一部ののり等の防腐剤
【アセトアルデヒド】 br>
合板、パーティクルボード、壁紙用接着剤等に用いられるユリア系、メラミン系、フェノール系等の合成樹脂、接着剤、一部の接着剤、防腐剤等
【トルエン】 br>
内装材等の施行用接着剤、防腐剤等
【エキレン】 br>
内装材等の施行用接着剤、防腐剤等
【エチルベンゼン】 br>
内装材等の施行用接着剤、防腐剤等
【スチレン】 br>
ポリスチレン樹脂等を使用した断熱材等
【パラジクロロベンゼン】 br>
衣類の防虫剤、トイレの芳香剤等
【テトラデカン】 br>
灯油、塗料等の溶剤
【クロルピリホス】 br>
しろあり駆除剤
【フェノブカルブ】 br>
しろあり駆除剤
【ダイアジノン】 br>
殺虫剤
【フタル酸ジ-n-ブチル】 br>
塗料、接着剤等の可塑剤
【フタル酸ジ-n-エチルヘキシル】
壁紙、床材等の可塑剤
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引き起こされる症状は
これらにより、引き起こされる症状には以下の様なものがあります。目の痒み、鼻水、頭痛、めまい、倦怠感、湿疹等のアトピー性皮膚炎、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、呼吸困難、はきけ・・・。
この他にもプラスチック用品や香料の付いたもの、化学製品や食品添加物等、生活日用品の多くに危険物質は含まれています。自然のものを活用する習慣を付けることで、改善をしていきましょう。
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