料理の素材を購入する時はおいしくて新鮮で安全で身体に良いものを自分なりのこだわりを持って食品を選ばれていると思いますが、化粧品も料理と同様にひとつひとつ自分の好みの原料素材を選び自分の肌に合わせた化粧品を簡単に家庭で作ることが可能です。
何を入れるかどうかは自分で選択できますので特定のアレルゲンがあるならば自分自身で調整することができるのでとても安全です。より安心で安全なものを使用するために自分で手作りをしてはいかがでしょうか。
美肌・美白・アンチエイジングを願う人はもちろん、長年アトピーで悩んでいる人、市販の化粧品が肌にあわない人には特におすすめです。
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安心な材料を自分で選ぶ手作りコスメ
手作りコスメを作る上で、手に入るものは限られてきます。そこで今回は手作りコスメに多く使用される成分をご紹介させて頂きます。
・蜜蝋(みつろう) br>
ミツバチの巣を構成する蝋を精製したもので、すぐれた乳化剤効果や保湿効果、肌の炎症や切り傷、火傷にも効果があるとして広く利用されています。
・ホホバ油 br>
ホホバの種子から搾ったピュアオイルで、髪の毛や皮膚の乾燥を防ぎ潤いを与える作用があるとされ、マッサージオイルや、シャンプー・化粧石けんの原料として使用されます。
・シアバター br>
アカテツ科のシアーバターノキの種子の胚から得られる植物性脂肪で、人間の皮脂の主成分であるオレリン酸を沢山含んでいます。炎症にきび、鼻の赤みと言った肌の炎症を沈める効果や、ソバカス等の肌の老化を防ぐ抗酸化作用があります。
・椿油 br>
主成分はオレイン酸トリグリセリドで、これは人間の皮脂に含まれる成分と同じ成分です。酸化しにくく乾きにくい油脂なので、保湿・保護剤として優れています。
・ガスール(泥) br>
北アフリカ・モロッコだけで産出される洗浄力と保湿力の二つをそなえた粘土(クレイ)のことです。油脂分を分解する働きがあり、穴の黒ずや赤みを解消することが出来ます。
・ヘチマ br>
皮膚細胞の活性化や再生効果、また日焼けやほてりを沈める抗炎症作用、保湿に美白、肌荒れ防止の効果があり、純水のヘチマ水は保管の仕方を間違わなければ、防腐剤が入ってなくても腐敗せずに保管できます。
・アロエ br>
免疫機能を強化する働きや抗ガン作用、火傷を始めとありとあらゆる効果機能があるとても優秀な多肉植物です。
・精油 br>
エッセンシャルオイルとも言い、植物に含まれており揮発性の芳香物質を含む有機化合になります。精製する段階で化学薬品が使用されているものは使ってはいけません。
・精製水 br>
精製された不純物のない水です。ドラッグストア等で500ml・100円弱で購入することが可能です。開けたら早めに使い切ります。
・グリセリン br>
油脂の加水分解によって、脂肪酸とともに得られる無色透明で甘みと粘り気のある液体で、植物性グリセリンやオーガニックのグリセリンもあるので、必ずきちんと調べて上で使用しましょう。
以上のものは手作りコスメを作る上で多く使用されるものになります。
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安全な手作りリップクリームの作り方
では、今回はここでさらにリップクリームの作り方をご紹介しておきましょう。
熱いお湯を張った中にボールなどの容器を浮かせてホホバ油とみつろうを湯せんします。ホホバ油とシアバターを入れて、その後蜜蝋を入れ均一にまぜて、さらにハチミツを入れてしばらくかきまぜます。香りを付けたいという人は、ここでラベンダーやローズマリーなどのハーブエッセンシャルオイルを1~2滴入れると自分の好みのものができます。
徐々に冷えてくると固まってきますから、その間にリップクリームの容器を用意しておきましょう。量が少ないとすぐに固まりますが量が多いとなかなか固まりませんので少々時間が必要です。そして固まる寸前に容器に入れれが、もう逆さにしても落ちないくらい固まってきます。
このリップクリームは、材料が変質しにくいものばかりですから保存に問題はありません。その理由はリップクリームは「水」の成分がないからです。油の成分とハチミツだけですから、長く置いても腐敗したりしないので安心です。
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