男性でも女性でもほうれい線が目立ってくると一挙に老けた印象になります。なぜ、ほうれい線があると老けて見えるんでしょうか?
老けて見えてしまうほうれい線を薄くするには
先入観かもしれませんが、顔にシワがあると<老けている>という意識があります。顔が老化してきたら目の周辺とか、おでこなどあちらこちらにシワが現れてきます。中でも最も顔で目立つのが、ほうれい線だと言われています。
子どもがおじいちゃんとかおばあちゃんの似顔絵を描いたときに、口のほうれい線のラインを入れるだけで<年寄り感>を強烈に印象付けることができますから、子どもの頃からそのラインは老けているという認識があるのでしょう。
ほうれい線は顔のコリ
では、ほうれい線はどのようにして出来てしまうのでしょうか?ほうれい線ができてしまう一番の理由は、顔のコリと言われています。顔にはいろいろな表情をつくってくれる30種類以上もある表情筋と呼ばれている筋肉があり、若い間は太くて弾力性もあるから皮膚を持ち上げてくれています。
しかし、加齢につれて衰えてきて表情筋は細くなり縮んでしまって固くなります。このような状態が顔のコリで、こういった状態を放置しているとほうれい線が出てきます。表情筋の衰えをケアせずにいるとリンパの流れや血液の流れも悪化し、それによってさらにほうれい線が浮き出てしまうことになり悪循環になります。このように、ほうれい線で年齢を判断されたくはありませんから、ほうれい線をキチンとケアしておけば若く見られることになります。
それではどのようにすれば、ほうれい線が薄くできるのでしょうか?先日フジテレビの<金曜プレステージ つかえるテレビ>で気になる話題がとりあげられていました。青山サロン『Renewing Therapy(リニューイングセラピー)』の中辻正さんが提唱する顔層筋メソッドが紹介されていました。
リニューイングセラピーとは若々しさ、美しさを維持するために、柔軟な筋肉を維持することです。若々しさとか美しさを維持するためには、柔軟な筋肉を維持しなければなりません。そのために生まれたのがリニューイングセラピーだそうです。リニューというのは<蘇らせる>とか<回復させる>という意味で、若さと美しさをよみがえらせる施術がリニューイングセラピーです。
体全体の筋肉の中でも特に手が届きにくい深い部分の筋肉を対象としていて施術は徒手が中心となります。たっぷりと時間をかけて硬化した部分を温めて筋を伸ばします。筋本来の柔軟性を回復してあげることによって血管機能も維持されて回復してきます。それが各細胞を活性化させて、エイジングの進行を穏やかにしてくれるのです。このリニューリングセラピーの基本に沿った<顔層筋メソッド>とすることによって細くて短く凝り固まってしまった表情筋をわずか5日間でよみがえらすことができて、ほうれい線を薄くできるそうです。
筋肉は年齢に関係なく何歳になっても若返らせることが可能です。細くなって縮んでしまった表情筋に刺激を与えてほぐすことで、まるで若い時のように太く弾力のある健康的な状態に戻すことができるというのですから驚きです。このメソッドをすることで、たるんでいた皮膚が持ち上げられてほうれい線が薄くなって見た目が凄く若くなるのです。
顔層筋メソッドの方法
それでは、具体的に<顔層筋メソッドの方法>をご紹介します。ポイントは3種類の表情筋を刺激することです。
一番目は、口輪筋(こうりんきん)を刺激しましょう。口輪筋は口を取り巻く筋肉で、口を開閉させる働きがあります。手の指の腹の部分を使ってお肌の上から歯茎に押し当てるようにして少し力を入れて右と左に10回まわしてください。皮膚をこするイメージではなくて、表情筋を指先で感じながらほぐすようにしましょう。
二番目は、咬筋(こうきん)を刺激しましょう。咬筋はそしゃく筋のひとつで、頬骨と下顎骨に付着しており下顎を引き上げて歯を噛み合わせる働きをする働きがあります。咬筋を右と左3箇所に分けて前後の方向に10回ずつほぐすようにします。表情筋に対して垂直方法に行います。
三番目は、大小頬骨筋を刺激しましょう。頬骨のすぐ下とほうれい線の上の2箇所を斜め方向に10回ずつもみほぐすようにします。このような顔層筋メソッドを朝の洗顔のときと、夜の入浴のときに行えば5日で表情筋がよみがえるとうことですが、やるすぎると良くなく1日朝夕の2回にしておきましょう。
以上、ほうれい線の改善方法を紹介いたしました。顔層筋メソッドの本も発売されているので、気になる人は一度チェックしてみてください。
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