前回まで、スキンケア用品に含まれる様々な危険な物質を取り上げましたが、そこで紹介しきれなかったその他の危険な物質があるのでこちらのページでまとめておきましょう。
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日常に多く存在する危険な物質
・ミネラルオイル br>
石油をろ過して精製される鉱物油で、クレンジングクリーム、やモイスチャライザー等に使用されています。汚れを吸着して皮膚の新陳代謝を妨げ、毛穴を詰まらせてしまいます。その為、ニキビが出来てしまい、さらには毛穴も広がります。
・ワセリン br>
石油から精製された鉱物油で、すぐれた保湿力があります。しかし、肌から吸収される事は無く、毛穴を塞ぎ肌荒れの原因となります。石油由来成分であり、地球環境を守るためにも使用することは避けましょう。
・ラノリン br>
羊の毛から抽出された半固体の油で、化粧品に多く使用されていますが、これら脂成物は毛穴を広げたりアレルギーの原因になりやすいので注意が必要です。
・アセトン br>
マニキュアや除光液に使用され、化粧水にも広く使用されているます。しかし、逆に肌を乾燥させてダメージを与えます。
・トルエン br>
マニキュアのなめらかさを出すために用いられる溶剤で、吸い込むと呼吸器官を刺激して頭痛と不眠症を引き起こす場合があります。脂肪組織に蓄積され妊娠すると子どもの発育遅延や注意散漫に結びつく可能性があるとされています。
・硫酸塩 br>
主に洗剤や歯磨き粉に含まれており、直ぐに皮膚に入り込み、皮膚と眼を刺激します。
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上記であげた以外にも危険な成分はまだまだあります。
エチルアルコールの様なアルコール類は肌のphバランスを破壊し、肌の保護機能にダメージを与え雑菌に犯されやすくなり、肌の水分を吸収してしまうのでシワを増やしてしまうことになります。
ヒドロキノンは強力な漂白作用がある為に美白剤として皮膚科で処方されることがありまが、DNAを傷つけて肝臓癌を引き起こします。さらには皮膚のかぶれや腫れを引き起こす場合があり、国によっては使用禁止になっていることがあります。きわめて毒性が強く多くのものに含まれるラウリル硫酸ナトリウム、合成界面活性剤の代表格と言われるドデシル硫酸にも注意が必要です。
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あまり聞きなれない危険物質
その他にもあまり普段は耳にしないものがあると思うので簡単にご紹介させて頂きます。
・黒色401号 br>
着色料として利用され、発がん性の疑いが非常に高く、米国では禁止物質、さらにEUでも洗い流す製品以外は禁止となっている成分です。
・コラーゲン(コラーゲンシート) br>
保湿に利用され、狂牛病の関連が高いとされています。
・ジンクピリチオン br>
フケ止剤、殺菌剤として利用されていますが、非常に劇薬で光毒性があります。嘔吐、麻痺、網膜剥離、奇形や環境ホルモン作用のリスクがあります。
・臭素酸Na(ナトリウム)、臭素酸K(カリウム) br>
酸化剤(パーマ液第2剤)として利用されるが、発がん性物質に指定されています。副作用として嘔吐、下痢、頭痛、ふらつきなどを起こり、体内に入ると血中ヘモグロビンを変質させる強い毒性を持ち合わせている成分です。
・パラオキシ安息香酸ブチル br>
防腐剤・殺菌剤として利用され、皮膚炎やアレルギーを起こす危険性があります。活性酸素の発生によりシミやしわの原因となるので注意しましょう。
※字幕をオンにし、日本語表記に設定してご覧下さい。
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