子どもの肌は理想と謳うCMが流れている為、子どもの肌はとても水分で潤い、刺激にも強い肌質と思っている人も少なくないようです。しかし、実際には大人に比べ皮膚の厚さが半分も薄く、皮膚を構成するコラーゲンやエラスチンも未発達で免役機能が弱く、血液の供給能力や角質層の構成も発達しておらず、皮脂量も少ないので皮脂膜の形成も不十分なのです。
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子どもは乾燥&敏感肌
このように、未発達な子どもの肌は、大人よりも多くの外的刺激に晒されており、少しの刺激に大きく反応してしまいます。また、子どもは体重に比べて皮膚の割合が大人の5倍以上もある為、わずかな範囲に刺激を受けただけでも全身で反応してしまうのです。
皮脂量や角質層が未発達な為、一見潤ってみえる子どもの肌はとても乾燥しやすく、生後半年後程度までの子どもの肌は高齢者よりも乾燥しているといわれています。これらのことから分かるように、子どもの肌はとっても敏感です。では、どの様なことに気をつけなくてはいけないでしょうか?
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汗を吸収させる天然素材を着せましょう
まず、子どもは体温も高く、汗をかきやすいです。ですので吸収率の高い、天然素材の衣料を見に付けましょう。化学繊維の衣料は、汗を吸収しないために、汗疹や痒みの原因となってしまいます。
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また、汗が吸収されないことで、体の冷えを誘発し、体調を崩す原因になったり、雑菌で肌が荒れてしまう可能性もあります。そして、化学薬品の使用された衣類は避け、オーガニックコットンやヘンプを中心とした麻素材のものを利用しましょう。麻素材は堅さがあるものもある為、オーガニックコットンとの混合生地がお奨めです。
さらに、服の内側の縫い目で肌が荒れてしまうこともあります。特に赤ちゃんの肌着等は、外側に縫い目がある衣類を選ぶとよいでしょう。
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優しい布おむつで安心
これと同じ事がおむつでもいえます。使い捨ての紙オムツは、石油を原料とした化学物質で作られているのです。そこに含まれているダイオキシン等の有害な化学物は、たとえ微量であっても乳児の体に影響をあたえます。 さらに、ゴムの部分などで汗疹やかぶれになってしまうことが多くあるのです。
オーガニックコットンの布おむつであれば、このような心配はありません。また、漏らすことで赤ちゃんも不快感を感じ、それにより早くおむつ外れるようになるトイレトレーニングの効果もあります。
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この他にも、虫除けスプレーや制汗剤、洗剤や塗り薬等の化学物質は、子どもの肌のみならず、人体へも大きな影響を与えるので使用せずに、肌に優しい自然のものを代用するように心がけましょう。
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