病気を作る原因は様々です。遺伝子疾患と呼ばれる様な遺伝が原因となっているものもあります。さらには動物由来感染症(Zoonosis:ズーノーシス)」と言われる動物から人に感染する病気や、ダニや蚊等の虫によって引き起こされる感染症やウィルス等、防ぎにくいものがあります。しかし、病気の大部分は睡眠不足等の不摂生であったり、ストレスや運動不足、過剰な糖分や油分・化学調味料等の食生活が原因である場合が多いのではないでしょうか。厚生労働省の発表によると、日本人の3分の2以上の人たちが生活習慣病で死亡しており、その中でも糖尿病や脳卒中、心臓病や脂質異常症、高血圧や肥満等が多く見られるそうです。
病気を作る原因とは
様々な原因がある中で、特に病気を作るものとして近年注目されているのが「ストレス」「冷え」「食事」「睡眠」ではないでしょうか。病気の一番の原因としてあげられるストレスですが、近年はストレス社会等と言われ、心の病にかかる人が非常に多くなりました。ストレスは精神的な病だけでなく、そこから身体への病へと繋がる恐れがあります。そしてストレスを抱えた状態は、病気の大きな要素とされる低酸素と低体温を引き起こすのです。低酸素は、姿勢が悪く呼吸が浅い場合や鼻炎等で鼻の通りが悪い場合でも起こりえるのですが、ストレスを感じる事で呼吸が浅くなり回数が減ります。「ストレスを感じたらおこる前に深呼吸を」という話はよく聞くと思いますが、深呼吸は体内に酸素を行き渡らせる事は冷静になるだけでなく、血圧の上昇や心拍数の増加・血管の収縮を防ぎ人体への負荷を軽減させることが出来ます。
低体温は「冷え」による外的要因での身体の冷えとは異なり、体温そのものが低下します。体温が1℃下がることで、酵素の働きが低下するため、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下し、体内酵素活性の低下に繋がり病気になりやすくなります。さらに、血行も悪くなり疫力も低下し、疲労やアレルギーや生活習慣病(緑内障・糖尿病・高脂血症)、婦人科疾患(不妊や子宮内膜症、子宮筋腫等)等冷えと同じ症状が現れます。さらに、風邪や感染症等の病気にかかりやすくなり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。体温が35℃になるとガン細胞が活発になるともいわれているのです。この他にもストレスは様々な要因を引き起こしてしまう原因となります。その為、物事への捉え方を変えてストレスを感じない様に切り替えてみたり、運動や旅行や娯楽等のリフレッシュをしてを発散させる方法を日常的に取り入れる必要があるのです。
そして「冷え」は、冬場の気温が低下した際の手足等の冷えのみに関わらず、夏場のエアコンによる体の冷えが大きく影響します。身体の冷えは冬場の低体温につながり、運動不足でも血流の流れが悪くなる事で手足が冷えに繋がります。夏場で暑いからといってあまり冷たい飲料水や食事をを取るのではなく、常に身体の外側と内側で温めることが大切です。
ストレス・冷え・食事・睡眠に要注意
毎日の「食事」は身体を作る上で重要であり、高血圧や糖尿病等の生活習慣病に大きく関係します。外食やコンビ弁当等といった食品添加物を始めとした化学物質を含まないものを摂取しましょう。安心出来る手作りのものを口にし、栄養バランスのとれた食事を規則正しい時間によく噛んで摂取する事が重要になります。
「睡眠」はストレスや疲労から身体を休め、リセットをする為にも大切です。特に夜の10時頃からの7時間の睡眠はベストとされています。睡眠不足や夜型の生活を送ることで、集中力が切れやすかったりストレスを感じやすくなってしまい疲れもたまってしまいます。週に一度は早く寝る日を作り、健康を維持する為にも質の良い睡眠を心がけましょう。
また、この他にも衣食住のありとあらゆるところに含まれる環境ホルモンや化学物質は健康を害する危険な物質です。また、飲酒や喫煙、電磁波等も体に害をもたらす要因となります。多くの場合、現在の病気や痛みは自分で作っていると言われており、医学の世界でも病気の回復には「最終的には本人の意思や気力が肝心だ」と言われているのです。
副作用で生命の危機さえももたらす薬ばかり信じるのでなく、私達は自分たちの体が本来持っている人間本来の治癒力に目を向け、生き方・姿勢・食生活・生活習慣や日頃のちょっとした癖等に注目をし、今一度自分自身の健康に付いて見直してみてはいかがでしょうか。
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