病気と薬と病院との関わり方

病気と現代医療

『病気になったら薬を飲めば治る』『体の調子が悪ければ病院に行く』現代社会ではこのような価値観を持っている人がほとんどです。中学3年生までの子どもの無料費が無料になる子ども医療費助成制度により、いつも小児科はものすごい混み具合を見せています。しかし、一方で薬の副作用や医者不足、医療費助成制度による税金のばらまきを批判する人が多くいます。そこで今回は『病気・薬・病院』この関わり方に関して考えてみましょう。

病気と薬と病院に付いて

まず『病気』に付いてですが、「病気は生活修正のサイン」の記事でもご紹介させて頂きました通り、病気とは普段の不摂生や疲れを改善させリセットする為に大切なものなのです。熱は人体最高の防衛機能であり、がん細胞や様々なウィルスを消失させる為に大切なものなのです。風邪を引かない人、病気にならない人はいません。ですので、病気とどう向き合い、自分の身体をどう改善していくのかが重要になるのです。

次に『薬』ですが、こちらもご紹介させて頂きました通り、風邪を治す薬はありません。「現代社会は言わば薬社会だ」と言ってもいいほど多くの薬があり、そして身の回りには数多くのドラッグストアが並び、薬付けとなってしまっている人が多くいます。そして製薬会社のテレビCMも毎日の様に流れ「風邪に良く効く」「頭痛・生理痛には〜」「クシャミ3回、○○3錠」という様ななじみやすいキャッチコピーと共に平然と病気に効くという刷り込み、いわば洗脳が行われています。この様な過剰な広告は不当景品類及び不当表示防止法により通常は処罰の対象となるのですが、近年では高度な知識と技能を必要とする専門的職業である業態の規制が緩和される広告が増えており、その中でも病・医院等の医療広告は特に規制が緩和されていると言います。

また、日本の薬の使用量はケタ違いとも言われており、世界の医薬品市場規模が約80兆円に対し、日本の医薬品市場規模は約7兆円にもなると言います。日本の人口比率では世界の人口の2%にしか過ぎないのにも関わらず、日本の薬の使用量は世界の薬の30%を占めるというとんでもない数字になっていることに注目しなくてはいけません。また、インフルエンザ治療薬のタミフルについて言えば、実に70%の消費大国との事でまさに異例とも言えるドラッグ中毒国家となっているのです。。

そして、国内医療用医薬品市場は市場全体で、なんと売上9兆5601億2800万円にも及ぶのです。その中で病院市場が3兆7611億1000万円、薬局その他市場が3兆5827億2100万円といかに医療産業が大きな市場であるのかがわかるとわかるかと思います。

薬は副作用のリスクがあります。さらに、それを緩和するために別の薬を飲むという事がありますが、本当に体に良いものであるならばそもそも別の薬で副作用を抑える必要などありません。1960年代にサリドマイド事件という薬害問題が起こりました。これは妊婦のつわりを治療するためのサリドマイドという「妊婦や小児が安心して飲める安全無害な薬」という睡眠薬で後に胃腸薬にも配合されて発売されたのですが、非常に強い催奇性があった為に世界各国で大勢の奇形児を生み出し、薬害史上有数の悲劇とり薬の怖さを認識させられる大事件でした。近年では市販薬やタミフル等の副作用が危険視されています。

かかりつけ医は大切

次に『病院』ですが、病院市場の売り上げを見て頂いてもわかる様に、とても大きな市場です。「薬は人間の体に効くのではなく、病院の経営に効くものだ」と皮肉さえも言われます。数秒の診察に何時間も待たされて『とりあえず飲み薬を出しておくので様子を見て下さい』の一言で終わってしまい大量の薬を処方されると行った経験を持つ人がほとんどでしょう。しかし、とある大学病院の内部調査のデータによると、内科の誤診率は7割にもなり3割程度しか病名すら当たってないということが発覚しています。つまり、病院に行かず薬も飲まなくても治るケースがほとんどという事なのです。現代医療のベースとなる西洋医学は元々「体に出現した症状をどのようにして抑制するか」に主眼がおかれています。病気は自分自身で自然治癒力を高めて治すものと認識をしなければなりません。薬を飲むだけでは改善に至らないということを把握しておく事が必要なのです。ですので、自分の身体を守る為にも薬や病気に対する知識は身につけておく事が需要です。

病気に付いて

しかし、これは矛盾しているようですが病院に行くなということでは決してありません。時として生命をも脅かし、早期発見が必要な場合もあります。素人判断で重大になる前にまず医療に携わる医師の診察を受けるという判断をすることも必要になります。日本には優れた技術を持つ医師も多くいます。また、その反面で患者と距離のある医師も多くいる事が現状です。ですので、生命に関わるか手術が必要かの判断、自分ではわかりかねる領域の場合には医師の手で助けてもらう事が必要です。そして、その様な危険性は無く、自宅療養で自身の治癒力だけで回復する物であれば、診察を受けて薬を飲まない等という選択肢をすれば良いのです。薬の必要性やそのリスクをきちんと説明し患者と相談した上で医療を進めてくれる様なかかりつけ医を身近に持つ事が大切で、普段からコミュニケーションを取り、万が一の時には助けてもうという事が最も良い関係性と言えるのではないでしょうか。

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