歯磨きには虫歯、歯周病、口臭などを防ぐ効果があり、子供の頃から親や学校で毎日おこなうよう厳しく指導されたものです。しかし、歯のみがき方は厳しく指導されても、歯磨きに使う歯磨き粉については全く指導されてきませんでした。毎日口の中に入れる歯磨き粉なのに、その成分を私たちは全く知りません。
ドラッグストアやスーパーに行くと、種類も値段も様々で、成分表を見ても化学物資と思われるものばかりが記載されており、一般人の私たちには何のことかサッパリ分かりません。こんなわけの分からない物資を毎日私たちは口の中に入れていますが、はたして安全なのでしょうか?今回はそんな歯磨きについて、特に子供が歯磨き粉を使うにあたっての安全性について調査してみました。
絶対子どもに使わせたくない! 歯磨き粉に含まれている危険な成分
まずは一般的に安全性が疑われるとされる、フッ素、ラウリル硫酸ナトリウム、サッカリンについて簡単に調査をしてみました。これら3つの物質は歯磨き粉によく多用されており、成分表を見るとかなりの確立で入っています。
フッ素
フッ素には歯磨きで落としきれなかったプラーク(歯垢)が作る虫歯の菌のはたらきを弱くする効果があるうえ、歯から溶けたリンやカルシウムの最石灰化を促し、歯の表面を溶けにくくする効果があります。歯磨きがあまり上手でない子どもには、フッ素が含まれている歯磨き粉を使用したほうが良いという方もいます。
フッ素は、危険だと主張する人と、安全だと主張する人が論争を繰り広げていますが、ここでは危険だと提唱している方の意見を取り上げてみます。
ちなみに、成分表にフッ素とかかれていることは少なく、「モノフルオロリン酸ナトリウム」や「フッ化ナトリウム」と記載されていた場合はフッ素が入っています。またこれらの成分の後ろに「(フッ素)」と記載されている場合もあります。
では、このフッ素はどういった危険性が指摘されているのでしょうか?
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ハーバード大学等の研究で、このADHDをもたらす原因の1つとしてある物質が関連している可能性が明らかになりつつあります。その物質とは“フッ素”です。
そこで今回は、ADHDをもたらす原因の1つとされている“フッ素”の実態について、英語圏の情報サイト『NaturalON』『FLUORIDE ALERT.ORG』を参考にして、お伝えしますね。
■フッ素のもつ毒性とは
フッ素といえば、歯磨き粉や洗口液、ガムなど私たちがよく使うものに含まれています。でも実は、フッ素はもともと害虫&害獣駆除に使われていたくらいに毒素の強い薬品なのだそうです。
ところがアメリカでは、水道水にこのフッ素が含まれています。ハーバード大学の調査によると、水道に含まれるフッ素の量が多い地域とそうではない地域を比べると、フッ素の多い地域の子どもの知能指数は、フッ素の少ない地域の子どもよりもかなり低いという結果がでています。
また、全米研究評議会のレポートでは、動物テストの結果、フッ素には強い神経毒性があり記憶や学ぶ能力に影響を与えるという報告があります。
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虫歯を予防するにフッ素が効果的であることがわかります。ただ、このフッ素には強い神経毒性があり、記憶障害や知能障害、行動障害である「ADHD」をもたらすとハーバード大学の研究で報告されています。
さらに、妊婦がフッ素を体内に入ってしまうと、お腹にいる赤ちゃんの体にまで入ってしまい、悪影響を及ぼす危険性があるとされています。フッ素は幼児や乳児などの子どもだけではなく、妊婦や胎児にまで危険性があるということです。
ラウリル硫酸ナトリウム
フッ素のほかに、ラウリル硫酸ナトリウムが含まれる歯磨き粉が多くあります。このラウリル硫酸ナトリウムは石油系の合成界面活性剤で、発泡剤の用途で使用されます。
石油系の合成界面活性剤は肌のバリア機能を壊す成分であるとされ、石油系合成界面活性剤のシャンプーは頭皮から浸透し問題を起こすとされています。シャンプーにも含まれているものが多いので、子どもの髪の毛を洗う際にも注意しなければいけないとされる成分です。
この石油系の合成界面活性剤はラウリル硫酸ナトリウムだけではなく、その他にもスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、パレスー3硫酸ナトリウム、パレスー3硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウムなどが石油系合成界面活性剤とされるものです。
これらの石油系合成界面界面活性剤は化粧品などにも利用されることが多いです。化粧品で利用されているよりも危険なのが歯磨き粉です。歯磨き粉は直接口に入れるもので、粘膜のほうが皮膚よりも浸透が10~15%高いとされているので、体に影響を及ぼす恐れは皮膚に触れるよりも粘膜に触れるほうが高くなります。
サッカリン
サッカリンも歯磨き粉に含まれることが多くなっています。このサッカリンは砂糖の約500倍の甘さもある人工甘味料で、砂糖よりも低カロリーなため、よくダイエット食品などにも使用されます。厚労省では使用の上限はあるものの食品添加物としての利用は認められているようです。
サッカリンには発ガン性の疑いがあるうえ、使用量に制限もあるのでサッカリン不使用の歯磨き粉を大人用・子ども用を、共に購入した方がよさそうです。
紹介した危険性が指摘される成分が含まれている歯磨き粉一覧
・デント(DENT.) チェックアップ スタンダード
・薬用シュミテクトコンプリートワンEX
・シュミテクト 歯周病ケア
・GUM(ガム) 薬用 デンタルペースト スタンディングタイプ
・クリアクリーンホワイトニング アップルカモミール
・つぶ塩 薬用ハミガキ
・クリニカ ハミガキ
・システマ EXハミガキ
・アクアフレッシュ
【子ども用】
・にこピカ 歯みがきジェル
・アパガード アパキッズ
・クリアクリーンキッズ
・サンスターDo 薬用こどもハミガキ
・クリニカKid’s ハミガキ
・ライオンこどもハミガキ ガリガリ君
このように、上記に記載した危険な成分が含まれている歯磨き粉が多くあります。ラウリル硫酸ナトリウム、サッカリン、フッ素の全てが入っている歯磨き粉もありますが、フッ素のみであったり、ラウリル硫酸ナトリウムとサッカリンが含まれているといったように、必ずしも全て入っている歯磨き粉のみと言うわけではありません。
マウスウォッシュにも危険な有効成分が含まれている
歯磨き粉だけではなく、マウスウォッシュにも危険な成分が含まれています。危険な成分というのはトリクロサンで、マウスウォッシュのGUM(ガム) 薬用 デンタルリンスにはトリクロサンが含まれています。このトリクロサンは2016年9月に米国で禁止されるほど、危険な化学物質です。さらにこのマウスウォッシュにはサッカリンも含まれているので注意が必要になります。
マウスウォッシュに含まれるトリクロサンの危険性については『抗菌グッズは菌だけではなく人も殺す!?薬用石鹸は今すぐゴミ箱に。』に詳細を記載していますので、そちらをご覧ください。
子どもの歯磨き嫌い。それでもオーラルケアは非常に大事
歯磨きが嫌いにならないようにする3つの対策法
歯磨きが嫌いな子どもは少なくありません。特に2歳ごろの幼児ですと「イヤイヤ期」に入りますし、より歯磨きを嫌がってしまいます。無理やり子どもに歯磨きをさせようとしても、さらに嫌がってしまうおそれもあります。子どもが歯磨きを嫌いにならないようになる対策法をご紹介いたします。
1.痛くしない
初めて幼児の歯を磨く際に、痛い思いをしてしまうと2回目以降に歯を磨こうとすると最初の痛みを思い出してしまい嫌がってしまいます。歯磨きで痛くしない方法として、細かくハブラシを震わせマッサージをするような感じで1本の歯に約5~6秒かけます。また、鉛筆を持つようにハブラシを持つことで適度に力が入り、細かく動かしやすくなるのでおすすめです。
歯磨きをする姿勢は子どもを膝の上に寝かせ、上から口の中を覗くようにして磨きます。この時にハブラシを持っていないほうの手で子どもの頬を持つと磨きやすくなります。
2.楽しい歯磨きの動画を見せる
歯磨きの楽しい動画を見せることで、歯磨きをする意欲を出させます。歯磨きを嫌がらないためにも効果的ではありますが、子どもが歯磨きを嫌がった際にも効果的ですので、ぜひ歯磨きの動画を見せてあげてください。
3.子どもが選んだハブラシで磨く
子どもが自分自身で選んだ好きな色のハブラシで、歯を磨いてあげるのも効果的です。また、色だけではなく、一緒にドラッグストアなどのお店に買いに行き、好きなキャラクターのハブラシを選んであげると尚良いです。お気に入りのハブラシだからこそ、毎回の歯磨きも楽しみで仕方がなくなります。
ハブラシを選ぶ際には、毛が柔らかく、密集しているハブラシかつ、毛足が短く安定しているハブラシにしましょう。毛が硬いものや毛が長いものですと、痛がって嫌がってしまいます。それに硬いハブラシで磨いてしまいますと、歯茎を傷めてしまいますし、エナメル質にも傷ついてしまいますので、柔らかい毛のハブラシを選ぶことが大切です。
3歳までが虫歯予防のカギ!虫歯菌に感染しないことが虫歯予防のコツ
赤ちゃんが生まれて半年もすると乳歯が生えてきます。歯が生えてきて必要になるのが歯磨きです。実は虫歯になりやすくなるか、なりにくくなるかは歯が生えてきた生後6ヶ月~3歳までに決まってしまうのです。
生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯の原因の虫歯菌がいません。ただ、生まれた後にその虫歯菌が人から人へと感染してしまうのです。乳幼児の虫歯菌の主な感染経路はご両親になります。その感染が決まってしまうのが3歳までの期間となります。
特に感染しやすい時期は1歳7か月~2歳7か月の間と言われており、その時期は特に気を付けることが大切です。
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スウェーデンのイエテボリ大学の研究では、2歳までに虫歯菌の感染がなかった子供が4歳になった時の虫歯の本数は、平均0.3本でした。一方で、2歳までに虫歯菌の感染があった子供の平均は5本でした。実に、16倍もの差ができたということです。
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スウェーデンのイエテボリ大学の研究で報告されているように、約3歳までが虫歯になりやすくなるかのカギとなります。虫歯菌を完全に防ぐと言うのは難しい事ではありますが、その感染を遅らすことは可能です。感染を遅らせる方法もありますので、ご紹介させていただきます。
1.家族でお箸やスプーンを共有しない
3歳までの幼児が使用するお箸やスプーンは、ご両親のものとは別のものを使用することです。例えば、お母さんが噛んだ食べ物をお母さんのお箸で、幼児の口の中へ運んでしまいますと、それによって虫歯菌が運ばれ感染してしまう恐れがあります。ですので、噛み与えしないことで、お母さんやお父さんの虫歯菌を赤ちゃんへ運ぶのを防ぐことができます。
2.ご両親が歯科医で歯の治療と定期的にクリーニングを行なう
幼児が1歳までにはご両親の虫歯の治療を済ませることと、定期的な歯のクリーニングを行うことです。赤ちゃんに虫歯菌が感染しないのを防ぐだけではなく、ご自身の歯の寿命を延ばすためにも大事ですので、ぜひ虫歯治療と定期的なクリーニングを行なってください。
3.砂糖が含まれている食べ物や飲み物を控えること
砂糖が入っているものを食べ与えてしまいますと、それだけで虫歯の原因にもなります。それに、砂糖によって感染してしまった虫歯菌が莫大に増加してしまう恐れがありますので、極力控えるようにしてください。また、白砂糖は「白いドラッグ」と呼ばれるほど、中毒性の高いもので、知らない間に体を蝕んでいってしまう恐れがありますので注意が必要です。白砂糖の危険性につきましては、『知らないうちに飲んでいた大量の砂糖!恐怖の炭酸飲料!!』をご覧ください。
毎日口にするものだからこそ、より安全なものを使用する
子どもの虫歯ケアのために毎日歯を磨かせてはいるものの、危険な成分が含まれている歯磨き粉で歯を磨かせたくないものです。
ブリアンは、日本で初めて虫歯菌除去成分『BLIS M18』を採用した子供用の歯磨き粉!
最大の特徴は、虫歯にならない子供達の研究から発見された成分『BLIS M18』により、
虫歯菌を口中から除去していく事。
3歳までに虫歯菌がお口に入らなければ、虫歯にならないと言われていますが、
虫歯菌除去成分『BLIS M18』で歯を磨く事で、一度虫歯菌がお口に入ってしまったお子様でも
虫歯になりづらい口内環境を作ることができます。
普段から口にするものだからこそ、天然成分で作られたものを使用することが大切です。大事なお子さんだからこそ、なおさら合成界面活性剤など危険な成分が含まれている製品は使用したくはありません。さらに、このプラチナベリーではフッ素も不使用なので、子どもを想って、子どもの為だけに作られた歯磨き粉となっています。また、プラチナベリーは歯磨き粉として利用するだけではなく、粉なので水で溶かしてマウスウォッシュにすることも可能ですので、用途に分けて利用できます。
簡単にできる重曹うがいというものもあります。重曹うがいにつきましては『虫歯予防には安全な『重曹うがい』が効果抜群!ホワイトニング&口臭予防にも』により詳しく記載させて頂いておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
『近藤歯科クリニック|小児の歯磨き』
http://www.kondo-shika-cl.com/page32
『にとべ歯科クリニック|小児歯科』
http://nitobe-dental.com/preventive4.html
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