万病のもととなる歯周病の予防チェックリスト

病気と現代医療

歯の病気と耳にすると、お年寄りがなるものという印象が強いですが、最近では若い世代の人達が歯周病で悩むケースも増えつつあります。歯がしみて冷たいものが食べられない!とか、固いものを噛むのが苦手だ!という人は、注意をしましょう。

 

歯周病の原因

まずは、歯周病の原因について説明しましょう。歯周病は歯と歯茎の隙間についた歯垢によって歯ぐきそのものに炎症が起こっている歯肉炎から始まります。歯茎が腫れていたり赤くなっていたり出血するなどの症状が見られますが、症状が軽い場合は気付かないことも多いのです。

基本的に口の中が不衛生だと起こると言われていますから、歯磨きを怠っていると発症しやすい傾向にあります。それだけでなく最近の歯周病は、精神的なストレスや食生活の乱れが原因で起こることも多くなってきています。

次に、歯周病自体のリスクについて説明しておきますと、悪化すると歯周炎という歯を支える芯である骨の部分まで炎症が拡大してしまいます。そうなると歯がグラグラするなどの症状に発展することもありますから軽度なうちに治療しておきましょう。

 

歯周病による人体へのリスク

では、次に歯周病による人体へのリスクについて説明をします。歯周病の影響がリスク要因となって影響を与える可能性がある疾患は、次のようなものがあげられます。

心臓血管疾患<心臓血管疾患のリスクを高める歯周病>
歯周病患者は、心筋梗塞や脳卒中などの心臓血管疾患を発症するリスクが高いことがわかっています。歯周組織から分泌される炎症性サイトカインや歯周病原因菌の内毒素が体内に入り動脈硬化の進行に関与することが原因だと考えられています。

骨粗鬆症<歯周病と骨粗鬆症の関連性>
女性で、特に閉経後の女性に多く見受けられる骨粗鬆症ですが、歯槽骨を含む顎骨の骨密度も低下させてしまいます。歯周病の場合には歯槽骨吸収がより強いことが分かっており歯周病の進行のリスク要因となることが指摘されています。

閉経後女性の骨粗鬆症の主な原因は、カルシウムの欠乏と骨へのカルシウムの取り込みを調節するエストロゲンが閉経に伴って低下することだと言われています。女性の患者様は、骨粗鬆症を予防するためにも歯周病の進行予防のためにもカルシウムやカルシウムの吸収に必要なビタミンDを適量摂取することやウォーキングなどの軽い運動をすることが必要です。

糖尿病<歯周病と糖尿病の相互関係>
歯周病は糖尿病の第6の合併症と言われ、糖尿病患者では歯周病の発症や進行のリスクが高いことがわかっていますが、歯周組織においても免疫機能の低下したり代謝の異常や微小血管障害などが起こることによって歯周病原菌に感染しやすくなり組織の破壊が起こりやすくなるからです。

最近では、歯周病も糖尿病へ影響を及ぼすと考えられるようになってきました。糖尿病患者の歯周病を治療することで血糖コントロールが改善して血中HbA1c濃度が約1パーセント程度低下されるとのデータもあります。これは、歯周組織から分泌される炎症性サイトカインが抑制されてインスリン抵抗性が改善されるためとされています。

早産・低体重児<歯周病が引き起こす早産による低体重児出産>
重い歯周病にかかっている妊婦では早産による低体重児を出産するリスクが高くなるという報告がありますが、歯周組織から分泌される炎症性サイトカインやプラスタグランジンが子宮の収縮を促進してしまい早産になりやすくするためだと考えられています。

肺炎<口腔内を清潔に保つことが肺炎予防になります>
高齢者・認知症患者・脳血管障害患者や手術後等の状態では嚥下反射と咳反射が低下している為、歯周病原菌やその他の口腔内細菌が肺に入りやすく誤嚥性肺炎を発症することがあるのです。

口腔衛生状態と誤嚥性肺炎には深い相関性がありますから、予防のためには口腔内を清潔に保つことが大切です。寝たきりから死亡に至るほとんどのケースは、口腔内細菌が原因の誤嚥性肺炎と言われています。

 

歯周病の予防方法

次に、歯周病の予防方法をまとめておきましょう。まずは、衛生状況のチェックからです。

●歯並びや噛み合わせが悪い
歯並びが悪いと歯ブラシがうまく届かないですから歯垢が溜まりやすくなってしまいます。歯に合っていない詰め物などがあったり噛み合わせが悪いと感じたら歯科受診して相談してみましょう。

●歯石がついている
歯石がついていると歯垢がつきやすくなり炎症も悪化することになりますから、こまめに自分でケアしたり歯医者で定期的にクリーニングしてもらったりすると効果的です。

●口呼吸する癖がある
日常から、鼻ではなくて口で呼吸する癖があると口の中が乾燥しがちな状態になります。唾液の洗浄作用が悪いと口の中に細菌が発生しやすくなって不衛生な状態になりやすいのです。

病気に付いて

 

生活習慣をチェックし直しましょう

次に、生活習慣チェックです。

●ストレスが溜まっている
精神的なストレスで身体の抵抗力が弱まってしまうと口内に影響が出ることもあります。生活習慣の変化が精神的なストレスとなり歯周病が発生しやすくなるケースもあります。

●タバコを吸う
タバコを吸うと血管を収縮させて血行不良になり、歯周病の治りが悪くなるのみならず歯周炎になりやすくなるので気を付けましょう。

●甘いものが好き
甘いものや柔らかい食べ物ばかり食べていると歯垢の細菌の増殖させることになり、不規則な食生活や栄養の偏りが歯周病の原因になることもありますから注意しましょう。

予防策としては、こまめに歯磨きをして口内の環境を良くすることに尽きます。そして、生活習慣など原因になると思われる要素はなるべく改善して欲しいです。

歯磨き粉には注意が必要です。虫歯予防の名目で入っているフッ素は、性があり脳の覚醒を妨げます。骨格を変形させて骨を脆くし、発ガン性もあります。フッ素は、殺虫剤や殺鼠剤の主原料として用いられている劇薬で、多くのフッ素化合物を吸収した子供は知能指数が低くなってしまうというデータがあります。

また、ラウリル硫酸ナトリウムやプロピレングリコールが含まれるものは、水槽にいれると金魚が10分程度で死んでしまうと言われています。歯磨き後に食べ物を食べると苦く感じるのはこれらが原因で、舌が炎症のような症状になります。舌の細胞は15分程でよみがえりますが、繰り返すことで味覚障害に陥ることもあるそうです。歯磨きは何も付けない、もしくは天然塩フッ素等が含まれない歯磨き粉、食品用にも使用できる粒子の細かい天然重曹等がで行うことがお奨めです。

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