副作用の危険がある薬になるべく頼らないという事は健康な身体を維持する為にもとても大切な事です。しかし、病気は時として人命に関わります。自己判断だけでなく、万が一に備え信頼の出来るかかりつけ医を作っておく事はとても重要です。今回はかかりつけ医の選び方についてお話をさせて頂きます。
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かかりつけ医は重要
「かかりつけ医」とは、自分の生活環境を知ってくれた上で、肉体的な健康の他に心の悩みも含めて相談に乗ってくれる医者を指します。近年では、医師不足という事が頻繁に言われていますが、それでも全国には29万5049人の医師がおり、これは人口1000人に対して2.3人の医師がいることを指します。1990年に約20万人であった総医師数は、過去20年で50%近く増加しており、問題は「医師不足」ではなく「医師の偏在」なのだという見解を政府も示しているそうです。医師にも様々な分野で様々な考えを持つ医師がいます。その為、万が一の際に自分の命をも預ける事を考え、しっかりと医師選びをしなくてはいけません。
どの様な医師が良いかという事は個人的な意見が強く繁栄するかもしれませんが、その中でも特にかかりつけ医として選ぶ上で必要なチェックポイントをいくつか上げさせて頂ければと思います。間違っても患者の話を聞かず、呼吸と喉を見て一方的に「とりあえず薬を飲んで様子を見て」と1分程度の診察で終わらせてしまう医師は選んではいけません。
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かかりつけ医選びのチェックポイント
・自宅から近い病医院のなかで探す
・大学病院などの大病院の看板に惑わされない
・素人から紹介された医師を信じない
・複数の病院を選び受診して決める
・病気の症状や薬の種類、それによる副作用等もきちんと説明する医師を選ぶ
・説明や対応が良い医師が必ずしも良い医師ではない
・看護師の態度にも注意する
・患者の話にきちんと耳を傾ける医師を選ぶ
・むやみに薬を奨めない医師を選ぶ
・複数ある治療法をすべて話してくれる医師を選ぶ
・知らないことは知らないとはっきり言う医師が良い
・薬を1疾病に複数処方する医師は選ばない
・触診を必ずする医師を選ぶ
・受診の際には質問事項をメモして持っていく
・緊急時の患者の受け入れ体制が出来ている
・どんな病気でも診る医師を選ぶ
・自分の専門外である場合には然るべき医者を紹介してくれる医師を選ぶ
・投薬以外の処置方法等についての知識を持ち、患者にそれをしっかりと伝える医師を選ぶ
・解りやすく説明をしてくれる医師を選ぶ
・診断後の経過症状等に付いても話をしてアドバイスをしてくれる医師を選ぶ
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上記の事はかかりつけ医を選ぶ上でも大切です。何科でもいいので、信頼出来どんなことでも相談する事が出来るかかりつけ医を探しておきましょう。たとえ自分の専門外だったとしても、名医であればかならず名医を紹介してくれます。そして、自分自身も西洋医学だけが医療ではないと認識し、診断名がわかったら関連書を読み自分で調べる事が大切です。また、迷った場合等にはセカンド・オピニオンの存在は非常に大切です。診断や治療方針について主治医以外の医師の意見を聞く事でさらに改善に近づける事もありますので、その為にもしっかりとかかりつけ医は決めておきましょう。
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