TGPという言葉を聞いたことがあるでしょうか?最近テレビ番組やニューストピックスにも挙がっているのが<TGP生活>という言葉なのですが、プロゴルファーの東尾理子さんが考案された言葉です。<不妊治療生活のことを前向きに言い換えた生活>や<妊娠しようと頑張ってる生活>という意味で、Trying to Get Pregnantの頭文字を取って<TGP>と省略したのです。
東尾理子さんは、ご自身が立ち上げたブログで不妊治療への思いや生活を公開しました。結婚したら子供をつくって育てることを当然と感じている人達はとても多いと思います。けれども、いくら望んでも子どもができない、お互い努力はしているのに妊娠しないというご夫婦も大勢いらっしゃるのです。
不妊とは
妊娠するのに必要な条件は、ホルモン環境・卵巣の環境・子宮の環境・培養環境に大きく分けられておりまして、ひとつでも障害があると妊娠しにくいとされています。
不妊症は、正常な夫婦生活があるにも関わらず2年以内に妊娠しない場合を指します。過去に妊娠の経験がないものを<原発性不妊>と呼び、妊娠した経験があってもその後2年以上妊娠しない場合を<続発性不妊>と言います。
不妊は、子どもが欲しいご夫婦にとって切実な問題になっており日本では約10パーセントは不妊症に悩むカップルだと言われています。どこにも相談できずに悩み続けているカップルを合わせるたら、さらに多い確率で不妊に悩んでいるのでしょう。現在不妊治療を行っているご夫婦は、35歳以上で何らかの不妊治療を受けた人は約25パーセントだと言われています。
では、無理のない不妊治療について説明をします。治療の選択肢は、<絶対的な不妊因子はないが自然妊娠は成立しにくい>という患者様と、<治療しないことには妊娠の可能性がない絶対的な不妊>という患者様とでは、不妊原因により治療の選択肢が異なります。
無排卵性月経の方は排卵誘発剤が有効でしょうし、人工受精ができない両側卵管閉塞の卵管性不妊の方は体外受精が効果的です。重症の乏精子症や受精障害がある方は顕微授精など選択肢はケースバイケースです。
不妊治療について
ここでは三種類の不妊治療をご紹介しておきます。
一番目はタイミング指導です。この方法は、排卵日を予測してそれに合わせて性交渉を行う方法になります。通常の性交渉で妊娠しやすくなるようにする治療方ですから不妊治療の中では一番自然に近い治療法です。男性側の精液に異常がなく女性の基礎体温にも問題がなければ、月経後に卵胞の大きさや厚みなどを観察して、より一層正確に排卵日を予測することができます。
二番目は人工授精です。この方法は、男性から精子を事前に採取しておいて人工的に女性の子宮内に入れる治療になり、SEXをしないでも自然妊娠をすることができる治療方法になります。人工授精を行う場合には、事前に採取した精子を子宮内に注入する前に洗浄や濃縮を行うため 通常よりもより妊娠しやすくなる特徴があります。
三番目は体外授精です。この方法は、男性から採取した精子と女性から採取した卵子とを培養液の中で受精させます。受精が成功したら受精卵の状態を観察しながら卵を八分割まで培養し、その後受精卵を女性の子宮内に移して着床させます。受精卵が無事に着床すれば妊娠となるのです。
近年の研究によると不妊の原因の約50%が男性にも原因があるということが判明してきました。体を冷えない様に注意をし、適度な運動を行い、化学物質の含まれない安全な食事や規則正い生活を送り、ご自身や家族が薬に頼らない安全に健やかに過ごせる環境作りを行いましょう。
家族全員が協力し合い、互いに理解し合って、女性に無理の無い日々を送ることと、不妊治療が行えるこのTGP生活についての知識を広めましょう。
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