近年、スマートフォンの普及により、電車や寝る直前までスマホを手放すことができずに「スマホ依存」状態にある方も多く、夕方老眼(スマホ老眼)の方が増加しているのをご存知でしょうか?血めぐり研究会が行なった調査によると、43%が常に目の疲れを感じ、その95.8%がパソコンによる作業が原因で目の疲れを感じているのです。
子どもから大人までパソコンやスマホに夢中になる現代では、目の疲れや夕方老眼は国民病になりつつあります。そこで今回は、国民病になりつつある夕方老眼についてご紹介させていただきます。
夕方老眼を引き起こす主な原因
夕方老眼の原因は、スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状になります。また、朝と夕方ではピント調整能力は8歳老化すると言われています。
さらに、1週間目を酷使し続けると週末の金曜日あたりには同じように、目のかすみやぼやけ、不快感などの症状が起こりやすく、「週末老眼」になる恐れがあると考えられています。
夕方老眼や週末老眼にならないための対策方法
【まばたきの回数を増やす】
スマホやパソコンを使用する際には、意識してまばたきをする回数を増やしましょう。人は普段、1分間に約20回まばたきをして、目の表面を涙で潤しているのですが、スマホやパソコン、TVに集中してしまうと自然とまばたきの回数が1/4程度に減ってしまいドライアイの原因にもなってしまいます。ですので、意識的にまばたきの回数を増やし目に潤いを与えてあげましょう。
【遠くを見る】
定期的に目を休ませるようにすることが大切で、「20-20-20ルール」は疲れ目予防に効果的です。20-20-20ルールとは、コンピュータを20分使用したら、20秒間、20フィート(約6m)先を見て目を休める方法です。
【モニターをまっすぐ見ない】
SQL Server developerのMladenさんによると、『目が疲れるのはモニターをまっすぐ見ているからだ』(※1)と考えられています。モニターの上部を見る目線の角度は10度、下部を見るときには30度ほど下向きが良いそうです。
【眼球エクササイズ】
眼球のエクササイズは簡単にでき、とても効果的ですのでご紹介させていただきます。
ピント調整力が回復する眼球エクササイズ
① 目を上下に動かす。
② 目を左右に動かす。
③ 目をぐるりと回す。
この①~③の動作をそれぞれ5秒程度行いましょう。
血行をよくする眼球エクササイズ
① 目を閉じ、眼球を時計回りにゆっくり2~3回まわします。
② 今度は、時計の反対回りにゆっくり2~3回まわします。
③ 目を閉じたまま、前方遠くを見るようにします。
目の筋肉をほぐす鼻先エクササイズ
① 両目で、自分の鼻の先を見つめるようにし、15~20秒間保ちます。
② 目を閉じて、しばらくリラックスします。
① ~②を数回繰り返します。
【ホットアイマスク】
ホットアイマスクで目を温め血行を促進させることで目の疲れを解消することもできます。
日頃の生活の中で、これらの対策方法をこまめに行うことで、夕方老眼を予防することが大切です。
スマホ症候群についてはこちらからご覧ください。
『スマホの所有率は62.3%!!スマホ症候群で小指や首の変形も危険性も!』
※1『lifehacker│PCを見つめすぎた目に効く、5つの疲れ目対策』
http://www.lifehacker.jp/2008/10/pc5tips.html
『lifehacker│パソコンによる疲れ目の防止法とは?』
http://www.lifehacker.jp/2011/07/110706eyestrain.html
『AllAbout│たった3分間!目に効くヨガ』
http://allabout.co.jp/gm/gc/299559/
掲載画像一覧
『ウェルラボ』
http://www.well-lab.jp/201403/feature/304
『anthro』
http://www.anthro.com/blog/2013/10/how-to-prevent-eye-strain-with-the-20-20-20-rule#.VUsl-JOeF6M
『SUNTORY』
http://health.suntory.co.jp/professor/vol4/
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