安全なスキンケアをするには、オーガニックコスメを選ぶ、手作りをするという選択が一番良い方法としてご紹介させて頂きました。今回は、まとめとして手作り上での注意点を整理しておきましょう。
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使用・準備での注意点
(1)安全なものを使っていても植物アレルギー等、アレルギーに注意が必要です。
(2)パッチテストをすることです。初めて使う材料は、できる物はパッチテストをしてください。手作り石けんは、まず手を洗ってみて問題がないか確認しましょう。
(3)薬品を使う手作りコスメ情報を安易に行わないようにしましょう。手作りオリジナルレシピのヒントは、たくさんの書籍やホームページがありますが試す時は慎重に行いましょう。
(4)必ず良く調べた上で行って下さい。簡単に見分けるのは、市販の化粧品の成分表示を読むことです。保存料などの添加物や合成の界面活性剤や乳化剤などを除けば材料は意外に単純です。シンプルな化粧水の成分は水・グリセリン・クエン酸ナトリウム・エタノール・香料・パラベン程度でパラベン以外は入手しやすいものばかりです。
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保存・管理での注意点
(5)精油の使用期限は柑橘系は6ヶ月、その他は1年と言われています。揮発性があるものは早目に使い切りましょう。オイル類は、密封保存・遮光ビンで、冷暗所で3~6ヶ月を目安にして下さい。精油・ハーブ類は芳香を楽しむだけの場合でも、妊娠中の場合や乳幼児への使用をしてはいけないものもあります。また、化粧品用の精油でも、柑橘系やレモン・オレンジなどは光感作作用に注意が必要ですし、日光に当たる部分への使用は避けることが大切です。よく参考文献等を調べてから使用するようにしましょう。
(6)保存・取り扱いの注意。ある程度は作り置きすることになりますので、菌の繁殖を防ぐ為にも作業に入る前に石けんで手を洗うことと、道具類もよく洗って乾かしておくことは心がけてください。保存は密封保存・遮光ビン・冷暗所が基本です。保存容器はよく洗浄した後、容器が完全に入る大きさの鍋を利用して必ず水から熱して弱火で15分を目安にして煮沸します。そして自然乾燥でしっかりと乾燥させておきましょう。
(7)あくまでも自分が使用する目的で作りましょう。パッチテスト等でご自身に問題が無くても他の人には何らかの症状が出てしまうかもしれません。ですので安易に人に使用せず、家族であれば、家族も事前にパッチテストを行った後に使用しましょう。また、作ったものを人に配布したり販売することは、化粧品製造や販売の資格がない場合には法律で禁じられていますので注意して下さい。
以上、手作りする上での注意点を説明いたしました。手作りしたスキンケアでより安全を身近にし、綺麗な素肌を手に入れてみて下さい。
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